高圧受電設備への架空引き込みの取り付け点についての備忘録

高圧受電設備(自家用電気工作物)を電力会社の配電線から架空(空路)で引き込む際
その「取付点」は電力会社と需要化の資産・責任の境界線となる非常に重要なポイントとなる。

取付点の定義と責任分界点

通常、電力会社の電柱から引込線が伸びてきて
建物の受電柱(第1柱)や壁面に設置された支持金具に接続される。

責任分界点(区分開閉器)

一般的には、取付点のすぐ二次側に設置される高圧気中開閉器(PAS)
高圧ガス入り開閉器(PGS)が、電力会社とお客様の財産・保安上の境界になる。

取付点の高さ

原則として地表から5m以上(交通に支障がない場合は4.5mまで緩和可)を確保する必要がある。

取付点の選定方法

構内の高圧受電設備へ架空にて電源を引き込むには
高圧絶縁電線を使用する場合と、高圧ケーブルを使用する場合とがある。
架空引込の場合に注意する点は、下の通り。

選定方法

  • 最短距離で引き込みできる場所。
  • 引込線が外傷を受けにくいこと。特に、氷雪が多い地域では落雪などに注意する。
  • 引込線がなるべく屋上を通過しないで施設できること。
  • 引込線が他の電線路又は弱電流電線と十分離隔できること。
  • 引込線が煙突、アンテナ、これらの支線、樹木などと接近しないで施設できること。

高圧絶縁電線の地上高・離隔距離 一覧表

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