シーケンス図記号(表示用機器・警報用機器)まとめ

電気・制御設計における「シーケンス」

工場などの設備や家電製品を、あらかじめ決められた順序に従って動作させる制御をシーケンス制御と呼ぶ。

概要

「ボタンを押したら、まずランプが点き、3秒後にモーターが回る」といった
一連の動作のルールを指す。

  • リレーシーケンス: 電磁継電器(リレー)を組み合わせて回路を構成する、物理的な配線による制御。
  • PLC(プログラマブルロジックコントローラ): プログラムによって制御を行う現代の主流方式。
  • シーケンス図: 制御の流れを視覚的に表現した図面。

表示用機器について

自動制御機器には、運転状態を光で知らせる表示灯や、危険などを音で知らせる警報用機器が使われる。
表示灯は、運転、停止、故障など、機器の動作状態を光で知らせる表示用機器。

表示灯の色について

意味説明
赤色非常危険な状態
黄色異常異常な状態
緑色正常正常な状態

表示灯の色は機械の状態によって使い分けられる。(上記表参照)

表示灯の図記号

表示用機器(表示灯など)は、電気回路や機械の状態を視覚的に人間に伝えるためのデバイスです。

電気主任技術者の実務においても、受電設備(キュービクル)の運転状態や異常を判断する上で非常に重要な要素となります。

主な種類と、それぞれの役割について詳しく解説します。


1. 表示灯(パイロットランプ)

最も一般的な表示用機器です。盤面(パネル)に取り付けられ、ランプの点灯・消灯によって状態を示します。

色の選定基準(JIS C 0448 / IEC 60073)

表示灯の色には国際的なルールがあり、一目で状況が把握できるようになっています。

意味主な用途の例
非常・危険故障、緊急停止、遮断器の「入(ON)」状態
異常・注意軽故障、過負荷予報、注意喚起
安全・正常正常運転、遮断器の「切(OFF)」状態
中立・確認電源の通電確認、選択回路の表示
指示・任意特定の操作指示、自動制御の状態

ランプの種類

  • LED式:現在の主流。長寿命で消費電力が少なく、振動にも強いため、多くの設備で採用されている。
  • 白熱灯式:古い設備で見られる。フィラメントの断線(球切れ)があるため、定期的な点検が必要。
  • ネオンランプ式:電圧検知などで使われることがありますが、輝度は低い。

警報用機器について

ベルやブザーは自動制御機器が危険または異常な状態になったことを
周囲の人に音で知らせる警報用機器。

警報用機器の図記号

特徴と使い分け

  • ベル
    • 大きな音で周囲広範囲に知らせるのに適している。
    • 火災報知器や、工場全体の緊急停止時など、強い警戒が必要な場合によく使われる。
  • ブザー
    • 「ピー」という連続音や断続音で、機械のそばにいる作業者に知らせるのに適している。
    • 操作ミスや、特定の工程の完了通知、軽微な警告などに使われる。

警報用機器の役割

単体で動くのではなく、センサーやリレー(継電器)と組み合わされて動作する。

  1. 検知:センサーが異常(過電流や温度上昇など)を検知。
  2. 判断:制御部(リレーやPLC)が信号を処理。
  3. 出力表示灯を点灯・点滅させ、ベルやブザーを鳴らして周囲に知らせる。

このように、音と光の両方を使うことで、騒音の激しい現場や視界が悪い場所でも
確実に人間が異常に気づけるよう設計されている。

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