接地抵抗とは、接地された導体と大地の間の抵抗とされている。
左図のように接地極Eに補助接地極P, Cを用いて交流の試験電流Iを流すと
電圧降下の分布は右図のような電位分布となり、その中間点の電圧降下は
補助接地極Pの位置を変えても電圧がほぼ一定となる部分がある。
左:接地抵抗測定の原理図 右:電位分布図
このP点の電圧降下EPを試験電流Iで割った値RXが
接地極Eの接地抵抗となる。
RX=EP/I [Ω]
接地線の種類、接地極の施設方法は、電技解釈第17条に規定されている。
接地を施す場合、接地線は電流が安全かつ確実に大地に通ずることが要求され
接地線の太さ、引っ張り強さ、接地極施設方法が電気設備の技術基準で規定されている。
具体的には接地線の太さは、故障の際に流れる電流を安全に通ずることができるよう
下表の接地線の種類の欄に示す太さ以上のものを使用する。
| 接地工事の種類 | 接地抵抗値 | 接地線の種類 |
| A種接地工事 | 10Ω 以下 | 直径 2.6mm 以上の軟銅線 |
| B種接地工事 | 150 / I Ω 以下 | 直径 4mm 以上の軟銅線 |
| C種接地工事 | 10Ω 以下 | 直径 1.6mm 以上の軟銅線 |
| D種接地工事 | 100Ω 以下 | 直径 1.6mm 以上の軟銅線 |
故障時に接地線へ電流が流れると、接地極の接地抵抗によって大地との間に電位差を生じ
接地線を中心として地表面に電位傾度があらわれるので、人が触れるおそれがある場所に
A種、B種接地工事の接地線を施設する場合には、接地極を地下75cm以上の深さに埋設し
かつ、地下75cmから地表上2mまでの接地線を、合成樹脂管等の絶縁効力のあるもので
覆うことが規定されている。