2つの電極間に高い電圧を印加すると、電極間の気体が絶縁破壊を起こし、持続的に電流が流れる現象
このとき、強い光と高い熱が発生する。
アーク放電は非常に高温になるため、不用意に発生させると火災や感電などの危険を伴う。
図:高圧機器の離隔距離図
高圧受電設備(キュービクルや開放形受電設備など)において
開閉器の操作時や避雷器の動作時に発生するアーク(火花や熱風)による火災事故を防止することを
目的として内線規程 3802-3が定められている。
内線規程 3802-3の概要
高圧や特別高圧の開閉器・遮断器・避雷器など、動作時にアークを発する器具は
木製の壁や天井などの可燃性物質から一定の離隔距離を保って設置しなければならないと規定されている。
アーク発生機器と周辺物との離隔距離
アークが発生する機器と、異極の電線や接地金属体等との間には
以下の離隔距離が必要となる。
高圧開閉器(LBS)・遮断器・避雷器(LA)など
動作時に火花(アーク)が出るおそれのある機器は
木製の壁や天井などの可燃物から 1 m 以上離すこと。
※間に耐火性の板などを挟んで遮断する場合は、この限りではない
(電技解釈第 23 条)
高圧カットアウトヒューズ(PC)
その他の機器(断路器(DS)や一般的な開閉器など)
| 対象 | 条件 | 必要となる離隔距離 |
| 高圧充電部と周囲の物 (※機器を取り付ける柱や壁などの取付材を除く) | 全般 | 150 mm 以上 |
| 充電部どうしの間隔 | 使用電圧が 3,500 V 以下 | 150 mm 以上 |
| 使用電圧が 3,500 V を超える | 200 mm 以上 |
充電部どうしの間隔、および周囲の物との離隔距離は上表に従うこと。
※キュービクル式高圧受電設備の内部は対象外。
高圧・特別高圧電気取扱特別教育テキスト 第2版 著 日本電気協会 より一部引用
内線規程 3802-3 「アークを生じる器具の施設」 より引用
https://jeea.or.jp/course/contents/11103
公益社団法人日本電気技術者協会
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