工場などの設備や家電製品を、あらかじめ決められた順序に従って動作させる制御をシーケンス制御と呼ぶ。
概要
「ボタンを押したら、まずランプが点き、3秒後にモーターが回る」といった
一連の動作のルールを指す。
図:押しボタンスイッチと記号
自動制御には命令を入力したり物体の位置を検出するなど、様々な制御用機器が使われる。
押しボタンスイッチは、ボタンを押すと内部接点が作動する命令用機器で
制御装置の始動操作や停止操作用のスイッチなどに使われる。
押しボタンスイッチの接点図記号
操作機構図記号とは制御用機器の接点の操作方式を図記号で示したもので
JISにより定められている。
操作機構図記号(参考)
左図:トグルスイッチ内部構造 右図:タンブラスイッチ内部構造
トグルスイッチ (Toggle Switch)
細長い金属や樹脂のレバーが突き出した、メカニカルな外観のスイッチ。
タンブラスイッチ (Tumbler Switch)
古い一般住宅などに壁面に付いている、ポピュラーなスイッチ。
トグルスイッチとタンブラスイッチの比較
| 項目 | タンブラスイッチ | トグルスイッチ |
| 主な設置場所 | 建物の壁面(屋内配線) | 機器のパネル、制御盤 |
| 操作部の形状 | 平らなボタン、または短いツマミ | 細長いレバー |
| 視認性 | スッキリしているが、遠目では判別しにくい | レバーの向きで状態が判別しやすい |
| 主な規格 | JIS C 8304 など(配線器具) | JIS C 6437 など(電子機器用) |
トグルスイッチやタンブラスイッチは、制御回路の切換えや、電源の入り切りなどを手動で行うための命令用機器で、両者とも同じ接点図記号を使う。(下記図参照)
セレクトスイッチは手でひねり操作を加えると
内部接点が作動するもので、回路を手動で切り換える場合などに用いる。
セレクタスイッチ(Selector Switch)は、回路の切り替えを行うための手動操作スイッチ。
押しボタンスイッチが「押す」動作なのに対し、セレクタスイッチはつまみを「回す」ことで
接点の状態を切り替える。
産業用の制御盤や工作機械、あるいは家庭用のオーブンレンジのモード切り替えなど
幅広い場面で活用されている。
セレクタスイッチ接点図記号
セレクタスイッチの構造と種類
セレクタスイッチは、大きく分けて以下の要素で構成されている。
ノッチ数(位置数)
つまみが止まる位置の数のこと。
復帰方式
セレクタスイッチのメリット