責任分界点とは、その文字の通り責任を分けている点のことで、電気設備の維持管理において
電力会社と需要家の保安上の責任範囲を分けている点(場所)を指す。
自家用電気設備は、需要家自身が維持管理して電気の安全を確保する
=自主保安が原則となっているので、このように責任の範囲を明確にすることが重要となる。
分界点には、責任分界点だけでなく電気工作物の資産上の分界点(電力会社と需要家の資産の境界)もある。
通常はこれらの分界点は、一致しているため、単に責任分界点といっても問題ないが
施設形態によっては、保安上の分界点と資産上の分界点とが異なる場合もあるので
官庁手続きの際には「保安上の分界点」と「資産上の分界点」とを明記する必要がある。
一般送配電事業者の責任範囲のことは財産分界点とよばれる
架空配電線路からの引込み
下記図のように架空配電線路から分岐して架空で引込む。
最も一般的な引込み方式であり、自家用高圧受電設備では原則としてこの引込み方式が採用される。
① 架空配電線路から引込む場合の責任分界点
架空配電線路から地中ケーブルで引込む場合は下記図のようになる。
通常は、架空配電線路からは架空引込みを採用するのが一般的だが
法令上架空引込線が認められない場合や地域的な事情により
架空引込みが不適当な場合は地中引込みになる。
② 架空配電線路から引込む場合
架空配電線路から絶縁電線を用いて引込む場合下記図のようになる。
絶縁電線の代わりに架空ケーブルを使用する場合もある。
新電気2019.06 現場の疑問解決塾 責任分界点ってなに? より引用
地中配電線路からの引込み
都市部などの配電線地中化地域では、地中電線路から分岐して
下記図のように地中ケーブルで引込む方式が採用される。
地中配電線路
地中配電線路から地中ケーブルを用いて引き込む場合は下記図のようになる。
新電気2019.06 現場の疑問解決塾 責任分界点ってなに? より引用
単線結線図による責任分界点の違い
出迎え受電
●責任分界点は関電ASの2次側
PAS受電
●責任分界点はPAS1次側