ZPC-2Cは光商工などのメーカーが製造している機器で
「零相電圧を検出するコンデンサ」としての役割を担う。
電気回路において地絡(漏電)が発生した際
保護継電器を確実に動作させるためには
「零相電流(Io)」だけでなく「零相電圧(Vo)」の検出が
必要になるケースがある。
ZPC-2Cは、この零相電圧(Vo)を取り出すためのセンサーのような働きをする。
ZPC-2Cの内部には
3つのコンデンサがY結線(スター結線)で配置されている。
検出メカニズム
| 項目 | 内容 |
| 定格電圧 | AC440V / √3 |
| 定格周波数 | 50/60Hz |
| 定格静電容量 | (4000pF×3)+0.15μF |
| 耐電圧 | ・U,V,W 端子一括とE 端子間:AC2200V 1分間 ・U,V,W 端子相互間:AC2200V 1分間 ・y1,y2 端子一括とE 端子間:AC2200V 1分間 |
| 絶縁抵抗 | U,V,W 端子一括とE 端子間:DC500V メガーにて 10MΩ以上 |
| 使用場所 | 屋内 |
| 外装色 | マンセル記号 5Y 7/1 |
| 質量 | 1.1kg |
※ ZPC-2C は、AC440V 以下の電路電圧で使用可能。
ZPC-2Cは、主に低圧回路(200V級など)の
地絡保護を目的として使用される。
高圧受電設備(6.6kV)のキュービクルに設置されている「ZPD(零相基準入力装置)」と
この「ZPC(零相蓄電器)」の違いについてどちらもコンデンサを
利用して零相電圧を取り出す原理は同じだが、役割のスケールが異なる。
| 項目 | ZPC(零相蓄電器) | ZPD(零相基準入力装置) |
| 主な対象電路 | 低圧回路(200V~400V級) | 高圧回路(6.6kVなど) |
| コンデンサの役割 | 中性点を作成し、零相電圧をそのまま検出 →テスト端子(T端子がない) | 高圧をコンデンサで「分圧(降圧)」し、継電器が読み取れる数Vの電圧に変換して出力 |
| 接続される継電器 | 低圧用地絡電圧継電器(LVGシリーズなど) | 高圧用地絡方向継電器(DGR)など |
ZPDが高圧を扱うための「降圧器」としての側面が強いのに対し
ZPCは低圧回路における「中性点検出用コンデンサ」としての役割に特化している。
https://www.hikari-gr.co.jp/dcms_media/other/M002_LVG-7S_ZPC-2C.pdf
低圧非接地電路用 地絡電圧継電装置資料・取扱説明書LVG-7S LVG-7S-DC(ZPC-2C と組み合わせ) より一部引用