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マグネットスイッチの選定方法まとめ

マグネットスイッチとは

マグネットスイッチ(電磁開閉器)についてですね。

マグネットスイッチは、電磁石の力を利用して電気回路を開閉するスイッチの一種。
電磁接触器(マグネットコンタクタ)とサーマルリレー(熱動継電器)を組み合わせたものを指す。

マグネットスイッチの選定方法

定格電流と定格電圧の確認

  • マグネットスイッチを選定する上で、まず定格電流と定格電圧を確認することが重要。
  • これは、スイッチが安全に動作できる電流値と電圧値を表しており、使用する装置の電流や電圧がこれらの定格を超えないようにする必要がある。

負荷の種類と容量

  • 制御する負荷(モーター、ヒーターなど)の種類と容量を把握する。
  • モーターの場合、始動電流や定格電流を考慮する必要がある。

使用環境の確認

  • マグネットスイッチが使用される環境条件(温度、湿度、塵埃など)を確認する。
  • 特に、過酷な環境で使用する場合は、保護等級(IPコード)などを考慮する必要がある。

補助接点の必要性の確認

  • 制御回路や信号回路で使用する補助接点の数と種類(a接点、b接点)を確認する。
  • 制御回路に必要な信号を考慮して選択する。

安全規格と認証

  • 使用する国や地域の安全規格(IEC、ULなど)に適合した製品を選ぶ。
  • 用途に合った規格の認証を受けているか確認する。

サーマルリレーの選定

  • モーター保護のためにサーマルリレーを組み込む場合はモーターの定格電流に合ったサーマルリレーを選定する。
  • サーマルリレーのダイヤルで設定できる電流値の幅を確認する。

その他

  • 取り付けスペースや配線方法も考慮して、適切なサイズの製品を選ぶ。
  • マグネットスイッチの耐久性やメンテナンスの容易さも重要な要素となる。

参考資料

https://blog.rittal.jp/1490

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