鋼心アルミより線(ACSR)は、中心に亜鉛メッキより線を配置し、その周囲に硬アルミより線を同心円状により合わせた電線のことをいう。
アルミ線を使用することで質量を小さくして、これによる強度の不足を、鋼心を用いるもので補っている。
アルミの導電率は鋼線の約60%程度
そのため単位長さ当たりの抵抗値を同じにするために銅線の約1.6倍の断面積が必要となる。
アルミ線は比重が銅線の約1/3であるため、それだけ太くなっても同等の銅線よりもまだ軽く、
しかも補強の鋼線による引張強さが大きいため、支持物の径間を銅線の場合よりも長く取れる