屋内キュービクルは、風雨にさらされる恐れがない場所に設置される仕様のため、受電室や建物内の一部に据え付けて用いられる。
点検時や操作時にはあるていどのスペースが必要の為、下記のスペースをあけるようにする。
屋外設置の場合は、基礎や鉄骨支持架台を設ける必要がある。
主な注意点は下の通り。
キュービクル式高圧受電設備は、
「高圧受電設備、変電設備およびこれに伴う機器一式を金属箱に収納したもののこと」
自家用電気設備の80%を占めている。
受電容量4000kVA以下のキュービクル式受電設備はJIS C 4620に規定するものが多い。さらに日本電気協会の推奨品・認定品を使用するものが望ましい。
・小動物の侵入
→高圧機器充電部分の接触による短絡や地絡事故の発生要因となる。
・キュービクル内の温度上昇に
→機器の誤動作や故障の原因となる
・キュービクル内外の錆や腐食
→鉄さびなどが内部で高圧機器充電部分に落ちると地絡・短絡事故が起きる可能性がある。