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キュービクル式の特徴まとめ

目次

設置場所

  • 屋内式

屋内キュービクルは、風雨にさらされる恐れがない場所に設置される仕様のため、受電室や建物内の一部に据え付けて用いられる。
点検時や操作時にはあるていどのスペースが必要の為、下記のスペースをあけるようにする。

  • 屋外式

屋外設置の場合は、基礎や鉄骨支持架台を設ける必要がある。
主な注意点は下の通り。

  1. キュービクルの設置に十分な強度をえること。
  2. 基礎内に雨水が入った場合、排水できる排水口を設けること。
  3. キュービクルの検針窓の位置を考慮し、検針が容易な高さとすること。
  4. キュービクルの前面には足場スペースを設けること。
    設けられない場合は代替できる点検用の台などを設けること。

特徴

キュービクル式高圧受電設備は、
「高圧受電設備、変電設備およびこれに伴う機器一式を金属箱に収納したもののこと」

自家用電気設備の80%を占めている。

受電容量4000kVA以下のキュービクル式受電設備はJIS C 4620に規定するものが多い。さらに日本電気協会の推奨品・認定品を使用するものが望ましい。

メリット
・充電部がすべて接地された金属箱に収められているため感電事故機器の故障による火災事故を防ぎやすい ため安全性が高い

・小型で専用の部屋を必要としないため、地下室、屋上、屋外などに設置が可能。据え付け面積も少なく済む(コンパクトな施工が可能)

・機器の構成を簡素化したものが多く、保守点検が容易である。

日常の点検

  • 扉の施錠を確実に行う
  • 保守点検時に必要な周囲のスペースを十分に確保する。
  • 高圧充電部露出箇所に接近する点検時には十分注意が必要である。
  • 雨水の侵入、鳥獣の侵入、換気の状態等を確認する

主なトラブル事例

・小動物の侵入
→高圧機器充電部分の接触による短絡地絡事故の発生要因となる。

・キュービクル内の温度上昇に
→機器の誤動作や故障の原因となる

・キュービクル内外の錆や腐食
→鉄さびなどが内部で高圧機器充電部分に落ちると地絡・短絡事故が起きる可能性がある。

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