経年劣化とは
「時間の経過とともに、製品の品質や機能が低下すること」となる。
経年劣化のスピードは
「設備の設置環境」
「使用状況」
「保守・保全」
によって大きく変わっくる。
図:機器の使用期間と事故率の関係(故障率曲線)
機器の新設当初は、施工不備による故障やトラブルが多く発生するがその後、トラブルや故障は大幅に減る
(初期故障期→偶発故障期)
機器の耐用年数が経過したところから、経年劣化による絶縁破壊などの電気的な故障から、開閉器の動作不良などの機械的な故障発生確率が高くなる(摩耗故障期)
設備の設置環境例
近年の高圧自家用電気設備はキュービクル式のものが多く
建物の地下や地上、屋内や屋上といった屋外など、さまざまな場所に設置されているが
例えば、交通量が多い道路の近くに設置されている設備の場合、排気ガスの粒子状物質やホコリが各機器の絶縁部分に付着し、そのホコリなどに水分が吸収されて絶縁が低下、結果的に劣化が早まる。
月次点検や日常点検による計画的で正しい保守・保全を行う必要がある。
特に重要なのは停電による年次点検時の経年劣化対策
このような取り組みによって、受電設備の経年劣化を早めないようにすることは可能だが
どのような設備・機器にも必ず寿命は訪れてしまう。
この寿命(耐用年数)を超えて使用し続けた場合
いずれは電気火災や感電・停電事故を引き起こし、多大な損害が発生する可能性・リスクがあるので
設置者への設備更新の計画立案を推奨することを忘れないことが重要となる。
故障率曲線(バスタブ曲線)
厚生労働省 職場の安全サイトより引用