高圧機器、キュービクルは地震の衝撃に耐えられるよう固定をすること
地震により、高圧機器・キュービクルが移動や転倒をすると
電気設備が重大なダメージを負い、長期にわたる停電事故が発生する恐れがある。
非常用予備発電装置は、正常に運転できる状態にすること
非常用予備発電装置が正常に運転しないと
停電時に消防設備や医療機器に電源が供給されず、人命にかかわる重大事故につながる。
電気室・分電盤前には荷物等は置かないこと
電気室や分電盤の前に、荷物などが置かれていると
停電を重ね、復旧(送電)に時間がかかることになる。
また、置かれている荷物等が転倒し、分電盤などに接触すると停電事故につながる恐れもある。
電気室や分電盤の前に荷物等が置かれている場合は、移動をお願いすること。
水道・スプリンクラーの点検を推奨する
水道配管からの漏水は、電気機器の故障や漏電の原因となる。
※大阪府北部地震では、水漏れによる漏電が多く発生した。
老朽化した水道管・スプリンクラー設備がないか
専門業者による点検および改修を推奨する。
緊急時の連絡系統の再確認をお願いする
関西電力保安協会 電気と保安 2025年9・10月号より引用