定格遮断電流(Rated Breaking Capacity)とは、遮断器(ブレーカーやヒューズなど)が
規定の条件下で安全に遮断できる最大電流のこと。
回路に短絡事故などが発生し、大きな異常電流が流れた場合に、遮断器がこの定格遮断電流以下の電流であれば、
焼損や爆発などの事故を起こすことなく、確実に電流を遮断できる能力を示している。
定格遮断電流の単位は、通常 キロアンペア (kA) で表される。
短絡電流のような大きな電流を扱うために単位がkAとなる
定格遮断電流
定格電流(Rated Current): 遮断器に連続して流すことができる最大電流のこと。
これを超える電流が長時間流れると、遮断器が過熱し、最終的にはトリップ(遮断)する。
定格遮断電流
遮断器が事故時に安全に遮断できる最大の一度限りの電流のこと。
こちらは瞬時に流れる大電流に対する遮断能力を示す。
定格遮断電流の値は、遮断器本体やカタログ、取扱説明書などに記載されている。
通常は「Icu」や「Icn」といった記号で表示され、その後に数値と単位(kA)が続く。
chromeextension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://dl.mitsubishielectric.co.jp/dl/fa/members/document/manual/vcbvmc/jnec-si-0725/si0725m.pdf
三菱高圧真空遮断器 パネル取付形(手動ばね操作) 形名 VF-8D/13D 取扱説明書 より引用