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高圧受電設備についての基礎知識まとめ

高圧受電設備の定義

高圧受電設備とは、電力会社から供給された高い電圧(6.6kV)を
電気機器に必要とされる 100V や 200V などの電圧に降圧し、分配するための電気設備のこと。

高圧受電設備には変圧器以外にも、各種開閉器、保護装置など様々な機器が使用されている。  

高圧受電設備内の機器一覧

によって構成される。
また高調波抑制設備(SR)および発電設備(常用or非常用)も含む。

高圧受電設備の種類

開放式高圧受電設備

主に「電気室」と呼ばれる部屋のなかに
機器を収める方式の設備のこと。

メリット
機器の入れ替えがしやすい
・点検しやすい
・目視しやすい
・配置、設計などの自由度が高い
・搬入が容易

デメリット
・フレームパイプを組み立てる職人が少なく、工期が長い
・機器がむき出しで感電のおそれがある

キュービクル式受電設備

金属製の箱のなかに機器を収める方式の設備

メリット
充電部がすべて接地された金属箱のなかに収納されているため
安全で省スペース

デメリット
電気室など建物内にあるキュービクルを更新・交換する場合、搬入が難しい

組立フレーム式

機器がユニット化されている設備
狭い搬入経路でも分割して搬入することができる。
また、
レイアウトの自由度が高いなどのメリットがある。

メリット
・機器が個別に配置されているため、点検や増設、修理が比較的簡単に行うことが可能。
→レイアウトの自由度が高い
・キュービクル式では収納が難しい大容量の変圧器や機器を設置できる。
・充電部が露出しているため、目視による点検がしやすい。
・分割納入も可能なので施工納期の短縮ができる

デメリット
機器の充電部が露出しているため、感電の危険性がある。
キュービクル式に比べて設置に広いスペースが必要になる。
設置工事の品質が、施工業者の技術力に左右される可能性がある。

高圧受電設備に求められるもの

①信頼性・安全性

長期にわたって使用される高圧受電設備は、計画・設計時から
使用環境に耐え得る高品質・高信頼性の機器をあらかじめ選択しておく必要がある。

ただし、下図のように、機器は必ず劣化するので計画的な更新が必要となる。

図:バスタブ曲線(故障率曲線)

また、下表のように各種機器の更新推奨時期を参考にして更新計画を立てていくよう需要家と打ち合わせをしていくことが望ましい。

 ※保安法人に、保安協会によって更新推奨時期に差異があるので注意

②保守性

保守を行うに当たっては、それに必要なスペースを十分確保することが求められるが
一方で省スペースに収めなければならないことも求められる。
よって、計画・設計段階からこれらを織り込んでおく必要がある。

参考資料

chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.kawamura.co.jp/catalog/ebook/l_pdf/SK42-qp_h.pdf
河村電機産業 電気室用フレーム式高圧受電設備より画像引用

https://anzeninfo.mhlw.go.jp/yougo/yougo59_1.html
厚生労働省 職場のあんぜんサイト ホーム >安全衛生キーワード >バスタブ曲線(故障率曲線)
より画像引用

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