左図:電気機器の外箱接地 右図:変圧器二次側中性線の接地
接地とは、電気機器の外箱や架台などを大地と同電位に保つために、地中に埋設した導体に接続することで
大地と電気的に接続された状態のことをいう。
接地が必要な場合の具体例
電気機器の外箱枠などは常時は充電されていないが
電気機器の故障や絶縁劣化などで事故が起こったときに、外箱が充電される。
その充電された外箱に人が触れても感電の影響を少なくするようにするため。
※上左図参照
また保安上、変圧器二次側の中性線を接地をおこなう。
※上右図参照
これは変圧器の故障によって二次側に一次側の高い電圧がかからないようにするもの。
変圧器二次側中性線の接地は、一次側や二次側の地絡検出が確実に行えるようになる機能も含まれる。
機器接地と系統接地は、電気設備の安全を確保する上で重要な役割を果たすが
その目的と接地する対象が異なる。
機器接地
系統接地
接地には系統接地と機器接地の2種類存在する。
系統接地は変圧器の二次側の接地など、電路全体を大地と接続するもの。
B種接地工事は、高低圧混触時に低圧側の電位上昇を抑える目的で施されるが
低圧側での漏電検知を行う際、漏電した電流を変圧器に還流させる重要な役割も担っている。
一方、機器接地は電気機器本体、架台、外箱など個別の機器類に施す接地で
感電による人体への影響を最小限にするための安全処置を目的としている。
機器接地=「人」を守るための接地
系統接地=「電力システム全体」を守るための接地