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地絡・漏電について
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地絡と漏電に違いについての備忘録
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地絡・漏電による漏洩電流の流れ
漏洩電流であっても、電流が流れるには回路が必要
また回路は閉じていないといけない(閉回路)
漏洩電流が流れる回路は高圧(地絡)と低圧(漏電)で異なる
高圧回路(地絡)による電流の流れ
高圧回路は非接地方式。
絶縁が低下して地絡が発生した場合の地絡電流は下記図参照
電路の対地静電容量を経由して電源(変圧器)に戻る。
→地絡電流は充電電流の形で流れる

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対地静電容量についてのまとめ(補足用)
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低圧回路(漏電)による電流の流れ
通常変圧器の1線にはB種接地が敷設されている。
低圧回路のどこかで絶縁が低下して漏電が発生した場合、漏洩電流は下記図のように直接B種接地を通して
電源(変圧器)に流れる。

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参考資料
新電気2024年12月号 p39 漏電と零相変流器(ZCT)より画像引用

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