知識– category –
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地絡過電流継電器が誤動作(もらい事故)を起こす理由の備忘録
ケーブルが長いことが誤動作につながることが多いケーブルが長い=静電容量が大きい 地絡事故が起きると、静電容量に対して分流される。 静電容量が大きいほどインピーダンスが小さくなるので、 ●IC1 ●IC2 静電容量が大きい方に地絡電流が多く流れるため、... -
零相電圧検出装置(ZPD)と地絡方向継電器(DGR)による電流方向監視(補足用)
零相変流器(ZCT)について 零相電圧検出器(ZPD)について 零相電圧検出装置(ZPD)と地絡方向継電器(DGR)による電流方向監視 地絡事故が発生すると事故回線では事故電流が電源側から負荷側に向かって流れる。一方、ほかの回線では、事故電流が負荷側か... -
電気主任技術者の電気取り扱いの危険性についての備忘録
感電の概要 電気は、五感だけで感電という危険が伴っていることを察知することが難しく感電災害は、一瞬の過ちで発生し、一時災害のみならず二次災害の可能性も高くきわめて重大な結果を招くことになる特性をもっている。電気取扱作業に従事する者は、... -
零相変流器(ZCT)の構造の備忘録
零相変流器(ZCT)とは 零相変流器(ZCT)の構造 ZCTはCTと同様に電流を検出する機器であり、負荷電流を計測するCTに比べて微小な地絡電流を検出する必要があるので、その構造には次のような特徴がある。 ZCTのコア(鉄心)に用いる磁性材料は感度をあげるた... -
地絡・漏電による漏洩電流の流れについての備忘録
地絡・漏電について 地絡・漏電による漏洩電流の流れ 漏洩電流であっても、電流が流れるには回路が必要また回路は閉じていないといけない(閉回路) 漏洩電流が流れる回路は高圧(地絡)と低圧(漏電)で異なる 高圧回路(地絡)による電流の流れ 高圧回路... -
対地静電容量についてのまとめ(補足用)
対地静電容量の基本知識 電線と地面の間に存在する静電容量のこと。 電線と地面の間に空気や絶縁体が存在することで形成される=大きなコンデンサ 電験三種 2019年 法規より画像引用 対地静電容量の構造 電線: 導体(銅やアルミニウムなど)でできて... -
地絡と漏電に違いについての備忘録
漏電と地絡に明確な使い分けはなくほぼ同義一般的に高圧と低圧での設備によって使い分けがされていることが多い 地絡 高圧の設備での発生時に呼称されることが多い 例)雷撃によるがいしの損傷や徐木接触などにより、大地に電流が流れること 漏電 低圧... -
受電設備容量の算定の備忘録
受電設備容量とは 受電電圧で使用する変圧器、高圧電動機、高圧引出し部分の合計容量(kVA)高圧電動機は定格出力(kW)をもって機器容量(kVA)とし高圧進相コンデンサは受電設備容量に含めないものとする。 受電設備容量の算定方法 単相変圧器の場合 ●Δ... -
電気主任技術者が行うべき安全作業事項まとめ
電気主任技術者の役割 自家用電気工作物の自主保安を確保するため、「保安規程」に基づき、設置者の電気スタッフとして、主に次の業務を行う必要があります。 ① 電気設備技術基準への適合を維持するため、電気工作物を定期的に巡視、点検、測定および試験... -
需要電力と供給電力について(用語説明)
需要電力とは 電力を利用する立場の人から消費に必要とする電力 供給電力とは 需要にこたえるために電力会社が供給する電力のこと 電力を常時蓄えておくことは困難であるため常に消費する分だけ発電し、供給する必要がある。 電力の発生と消費は同時に発生...