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限流ヒューズについての基礎知識まとめ(補足用)

限流ヒューズは電力ヒューズ(PF:Power Fuse)とも呼ばれる。

性能・特性

大電流に対して優れた遮断性能を備えている。

大きく3つの特性、許容特性、溶断特性、動作特性(遮断特性)の大別される

許容特性

ヒューズにある時間、電流を通電してもヒューズエレメントに性能劣化を生じない
電流の限界を時間とともに示した
もの。 

下位の保護機器、あるいは負荷の過渡特性
(変圧器の励磁突入電流、進相コンデンサの突入電流、高圧電動機の始動電流)との協調を検討する場合に用いる。

溶断特性

ヒューズに過電流が流れ始めてヒューズエレメントが溶断し
アークが発生するまでの時間と電流との関係
を表したもの

溶断特性には、最小、平均及び最大溶断特性があり、製造メーカーのカタログに平均溶断特性が記載されている。

chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.energys.co.jp/denzai/pdf/catalog_06_pf.pdf

エナジーサポート 限流ヒューズ カタログより引用

動作特性(遮断特性)

ヒューズに過電流が流れ始めてから遮断完了(アーク消弧)するまでの
時間と電流との関係を表したもの

遮断時間=最大溶断時間+アーク時間

上位保護装置との協調確認に使用する。

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