負荷率(load factor)とは、ある一定期間における平均使用電力が、その期間の最大需要電力に対してどの程度の割合であるかを示す指標
=電気設備が、その能力を最大限に発揮した時に対して、平均的にどれくらいの割合で使われているか
負荷率の計算方法

負荷率(%) = (平均使用電力 [kWまたはkVA]) / (最大需要電力 [kWまたはkVA]) × 100
- 平均使用電力: ある一定期間(通常は1日、1ヶ月、1年など)に使用された電力量を、その期間の時間で割った値。
- 最大需要電力: その一定期間において、最も多くの電力が同時に使用された瞬間の電力。
負荷率の重要性
- 設備の有効利用度: 負荷率が高いほど、電気設備がその能力を有効に活用されていると言える。
- 電力料金への影響: 電力契約によっては、負荷率が高いほど電気料金が割安になる場合がある。
これは、電力会社が設備の稼働率を高く保つことを推奨しているため。 - 電力系統の安定化: 電力会社は、需要家全体の負荷率を把握することで
発電計画や送配電設備の運用を効率的に行うことができる。
負荷率の一般的な傾向

- 工場: 連続運転を行う工場などでは、負荷率が高くなる傾向がある。
- オフィスビル: 昼間に電力使用が集中し、夜間は減少するため、負荷率は比較的低くなる傾向がある。
- 一般家庭: 朝晩や週末に電力使用が増加し、日中は減少する傾向があるため、
負荷率はオフィスビルよりもさらに低くなることがある。
負荷率と需要率の違い
- 負荷率: 一定期間の「平均」使用電力と「最大瞬間」使用電力の比率(期間全体の利用効率)
- 需要率: 設備の「合計容量」に対する「最大瞬間」使用電力の比率(設備の利用効率の最大瞬間値)
負荷率を改善する方法

負荷率を向上させる(平均使用電力を最大需要電力に近づける)ためには
以下のような対策が考えられる。
- ピークシフト: 電力消費のピーク時間帯を避けて電気機器を使用する。
- 夜間電力の活用: 電気温水器や蓄熱暖房機など、夜間の割安な電力を利用できる機器を導入する。
- 設備の稼働時間調整: 電気機器の使用時間を分散させる。
- 自動制御システムの導入: 電力需要を監視し、自動的に機器の運転を制御するシステムを導入する。
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