理論– category –
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電圧とは(用語説明)
導体と大地の間または線間の電位の差。単位はボルト[V]電気技術基準では低圧、高圧、特別高圧に分けられる。 日本の高圧配電線路の標準的な電圧は6.6kV(6,600ボルト)※一部地域や地下鉄などでは3.3kV(3,300ボルト)が用いられている場合もある。これは、... -
負荷率とは(用語説明)
負荷率(load factor)とは、ある一定期間における平均使用電力が、その期間の最大需要電力に対してどの程度の割合であるかを示す指標=電気設備が、その能力を最大限に発揮した時に対して、平均的にどれくらいの割合で使われているか 負荷率の計算方法 負... -
零相電圧検出装置(ZPD)と地絡方向継電器(DGR)による電流方向監視(補足用)
零相変流器(ZCT)について 零相電圧検出器(ZPD)について 零相電圧検出装置(ZPD)と地絡方向継電器(DGR)による電流方向監視 地絡事故が発生すると事故回線では事故電流が電源側から負荷側に向かって流れる。一方、ほかの回線では、事故電流が負荷側か... -
地絡・漏電による漏洩電流の流れについての備忘録
地絡・漏電について 地絡・漏電による漏洩電流の流れ 漏洩電流であっても、電流が流れるには回路が必要また回路は閉じていないといけない(閉回路) 漏洩電流が流れる回路は高圧(地絡)と低圧(漏電)で異なる 高圧回路(地絡)による電流の流れ 高圧回路... -
受電設備容量の算定の備忘録
受電設備容量とは 受電電圧で使用する変圧器、高圧電動機、高圧引出し部分の合計容量(kVA)高圧電動機は定格出力(kW)をもって機器容量(kVA)とし高圧進相コンデンサは受電設備容量に含めないものとする。 受電設備容量の算定方法 単相変圧器の場合 ●Δ... -
需要電力と供給電力について(用語説明)
需要電力とは 電力を利用する立場の人から消費に必要とする電力 供給電力とは 需要にこたえるために電力会社が供給する電力のこと 電力を常時蓄えておくことは困難であるため常に消費する分だけ発電し、供給する必要がある。 電力の発生と消費は同時に発生... -
交流方式についての備忘録
電力を送る方法 電力を送る方法(電気方式)には直流で送る直流方式と交流で送る交流方式に2種類ある 交流方式について 変圧器によって電圧を効率的に変換できるため送電の用途で広く使われている。 下に主な交流方式の図を示す。 電力技術入門(基礎シリ... -
誘導形と静止形のOCR試験の比較まとめ
過電流継電器とは 誘導型継電器について 移動磁界を作る鉄心と円盤に生じる過電流との相互作用により動作する。機械的な接点を持ち、従来の保護継電器はこちらが主流であった。現在ほとんどの製造メーカーで製造販売は停止している。 自家用電気工作物の疑... -
漏電遮断器(ELCB)の動作原理のまとめ
漏電遮断器(ELCB)とは 電路に地絡が生じた場合、その地絡電流を検出して電路を遮断したり警報を発したりする装置 主な目的としては感電防止が挙げられるが、漏電による火災防止にも適用される。 電流動作形漏電遮断器 主に地絡保護を目的として用いられる... -
タイトランスとは(用語説明)
同じ電圧区分どうし(高圧どうしの6kV/3kVや低圧どうしの420V/210V)のトランスがタイトランスと呼ばれている。 高圧どうしのタイトランス例 ある需要家が3000Vで受電したい場合、電力会社より配電された6600Vを需要家内で3000Vに降圧する変圧器を設置する...