用語説明– tag –
-
知識
高圧電気設備における再点弧についての基礎知識まとめ
高圧電気設備における再点弧現象(Restriking of Arc)は特に進相コンデンサや無負荷送電線などの進み小電流を遮断する際に起こりやすい、危険な現象のこと。 開閉器(遮断器)で電流を「切った」後、極間に再びアーク(放電)が発生し非常に高い異常電圧... -
電気保安
高圧進相コンデンサの投入時・開放時の注意点まとめ
進相コンデンサについての概略 進相コンデンサは交流回路において力率(りきりつ)を改善するために使用されるコンデンサのこと。別名「力率改善コンデンサ」とも呼ばれる。 交流回路では、電圧と電流の位相がずれることがあり特にモーターや変圧器などの... -
知識
設備容量と最大電力の関係性の備忘録
設備容量についての概略 設備容量とは、施設や設備が持つ理論上の最大の供給・受電能力のこと。 供給側(発電所など)発電設備が理論上、連続して供給できる最大の電力(kWやMW)を指す。 需要側(工場やビルなど)その施設に設置されているすべての電気機... -
電気保安
3Eリレーについての基礎知識まとめ
3Eリレーの概略 EはElement:要素を意味しており過負荷要素、欠相要素、反相要素の3つの要素をもつリレーを3Eリレーと呼ぶ。 (1)過負荷保護 過負荷要素はモータ保護機能で、この要素が正常に発揮されればモータ保護の大部分がカバーできる。過負荷の確... -
電気保安
キュービクル内の碍子(がいし)の種類についての備忘録
碍子(がいし)の定義 大気圧の空気中において公称電圧が1000Vを超え33kVかつ周波数が100Hz以下の交流で用いる電気設備又は機器のための屋内用樹脂製ポストがいしのこと https://www.jisc.go.jp/pdf1/Viewer/6b5378aa-169b-4b25-9142-fd5571a9d539/d8c5ec1... -
電気工事
CEケーブルについての基礎知識まとめ
高圧ケーブルにおけるCEケーブルとは主に環境配慮型の電力ケーブルを指す。正式には「架橋ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシース電力ケーブル」と呼ばれ高圧用途では6600Vクラスのものが一般的。 「CE」は、Cross-linked polyethylene insulated Eco-f... -
電気保安
変圧器やコンデンサに用いられるブッシングについての備忘録
変圧器やコンデンサに用いられるブッシングはこれらの電気機器において非常に重要な役割を果たす部品。 ブッシングを一言で表すと「高電圧を安全に機器の内部と外部とで導通させるための筒状の碍子(がいし)」のこと。 ブッシングの役割と重要性 ① 絶縁(... -
電気工事
大地抵抗率についての基礎知識まとめ
大地抵抗率とは、大地の電気の通りにくさを表す値のこと。 大地抵抗率は、土の種類や水分量あるいは温度の影響を受ける。また、その他にも土壌に含まれている水分に溶解している物質の濃度土壌の粒の大きさや粗密(締まり具合)などにも影響を受ける。 大... -
知識
ケーブル標識シートについての備忘録
ケーブル標識シートは、地中に埋設されたケーブル(電線管路)の位置を地表に知らせ掘削作業などによる損傷事故を未然に防ぐことを目的としたシートのこと。 特に地中ケーブルへの誤掘削による損傷は作業員の感電や広範囲な波及事故につながるため、このシ... -
電気保安
引き込み開閉器(PASやUGS)の地絡・短絡時の動作まとめ
PASは「Pole Air Switch」の略で主に高圧で電気を受電する設備(自家用電気工作物)の引込点(責任分界点)に設置される非常に重要な開閉器(スイッチ)のこと。※日本語では「柱上気中負荷開閉器」と呼ばれる。 PASや最大の役割は、波及事故の防止と、設備...