2025年8月– date –
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電気保安
サーミスタの基礎知識まとめ
サーミスタは、温度によって電気抵抗が大きく変化する性質を持つ半導体素子のこと。 サーミスタという名前は「Thermal(熱)」と「resistor(抵抗器)」を組み合わせた造語でその名の通り、温度を検知するセンサーとして幅広く使われている。 サーミスタの... -
知識
3Eリレーの過負荷要素・欠相要素・反相要素まとめ
モータ・リレー(3Eリレー)とは産業設備の動力用として代表的なものに三相誘導電動機がある。モータの故障は、修理が完了するまでの間、生産、環境に影響する場合もあるため、日常管理が重要となる。故障にもさまざまな要因があるが、モータに過電流が流... -
電気保安
無停電年次点検についての基礎知識まとめ
無停電年次点検は、事業所全体の電気を止めることなく、電気設備の年次点検を行う方法のこと。通常の年次点検(停電点検)では、事業所の電気を一時的に遮断する必要があるが無停電年次点検では、業務への影響を最小限に抑えながら点検を実施が可能。 無停... -
知識
アナログ式回路計(テスター)についての基礎知識まとめ
テスターで測定できる主な項目 テスターは、単一の測定項目だけでなく複数の項目を測定できるため「マルチ」メーターと呼ばれる。 測定項目 電圧 (V) 直流電圧 (DCV)乾電池、バッテリー、USB電源、太陽光パネルなど、方向が一定の電圧を測定する。目盛値に... -
知識
クランプメーターについての基礎知識まとめ
クランプ式電流計は、運転中の回路や配線を開く(停電状態)ことなくそのまの状態(充電状態)で電流を測ることができる大変便利な測定器のこと。 クランプ式電流計の種類 左:ディジタル式クランプメータ 右:アナログ式クランプメータ 形状別にみると... -
電気保安
電流計についての基礎知識まとめ
流計は、回路を流れる電流の強さを測定する機器のこと。電流計にはいくつかの種類があり、それぞれ異なる原理で動作する。 電流計の種類と原理 可動コイル型電流計 可動コイル型電流計は、主に直流電流の測定に用いられる。このタイプの電流計は、磁場の中... -
知識
接地抵抗測定時補助極が打ち込めないときの対処法
接地抵抗測定とは 接地抵抗とは、接地された導体と大地の間の抵抗とされている。 左図のように接地極Eに補助接地極P, Cを用いて交流の試験電流Iを流すと電圧降下の分布は右図のような電位分布となり、その中間点の電圧降下は補助接地極Pの位置を変えても電... -
知識
電力ひっ迫についての備忘録まとめ
電力ひっ迫の概略 電力ひっ迫とは、電力の需要(使用量)が供給(発電量)の上限に迫り予備の電力がほとんどない状態を指す。電力は基本的に貯めておくことが難しく、需要と供給が常に一致している必要がある。このバランスが崩れて需要が供給を上回ると、... -
電気保安
高圧地絡継電器HGR施設時のケーブルの亘長限界についての備忘録
基本的な考え方:抵抗と電力損失について ケーブルには電気抵抗があり、以下の要因によって決まる。 長さ(亘長)長いほど抵抗は大きくなる。 断面積(太さ)太いほど抵抗は小さくなる。 素材銅やアルミニウムなど、素材によって固有の抵抗率が異なる。 充... -
知識
定格短時間耐電流についての基礎知識まとめ
定格短時間耐電流とは、PAS(高圧気中開閉器)が短絡事故時に自身が損傷することなく耐えられる最大の電流値を、規定の時間内で示したもの。この能力は、熱的および電磁的な影響の両面で評価される。 定格短時間耐電流の重要性 PASは、構内の高圧機器を短...