電気保安– category –
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VCBの消弧原理まとめ
VCBとは VCBの消弧原理まとめ VCBの開閉接点は下図のように真空バルブと呼ばれる円筒形の絶縁用器の中に入っている。真空バルブ内部は通常10^-5Pa以下の高真空に保たれており、この中で接点の開閉が行われている。 電流の遮断順序 ①真空中で電極を開放する... -
PASの保守点検マニュアル・用語まとめ
名称と役割 柱上用高圧交流負荷開閉器のことで Pole Air Switch を略してPASと呼ぶ。 通常は、引き込み柱(第1柱)に設置されている。電力会社と需要家との保安上の責任分界点になる。 現在使用されているPASの多くは地絡継電気(GR)付きが主流である。PAS... -
過電流継電器 COS-OHT-F4(オムロン製)について
過電流継電器 COS-OHT-F4について 引き外し方式は電流引き外し方式回路構成は常時閉路接触式 現在は生産を停止している。 構造 内部接続 性能 ケースと配置 整定方法 結線図 テストプラグ 参考資料 chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/h... -
LBSアークシュートによる消狐の原理について
LBSは、主接点と補助接点の2つの接点が並列になった構造をしている。 ①投入状態では、主接点と補助接点が閉路されている。負荷電流は両方の接点を経由して限流ヒューズに流れている。 ②開放操作時、最初に主接点が開放される。 負荷電流は全て補助接点を... -
突入電流によるコンデンサの影響と対策方法まとめ
突入電流とは 電子機器に電源を投入した瞬間定常電流よりも大きな電流が流れる現象やそれ自体を表す電流 突入電流は電流が瞬時に増大して、時間経過とともに定常状態(通常の運用)に戻る過度減少にひとつ。突入電流の最大値は数倍から数十倍もの大電流に... -
高圧ケーブルの絶縁抵抗測定方法(G・E測定)
高圧ケーブルとは CVケーブル「架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル」英語名「cross-linked polyethylene insulated vinyl sheath」 主な使用用途は電力ケーブルとして幅広く使用されている。 構造 主に2つの種類がある。 3心1体形(三相をまとめ... -
DGR試験機メーカーの試験時動作位相各まとめ
DGR動作原理とメリット DGR(地絡方向継電器)は、電力システムにおける地絡事故を検出し、適切な保護を提供するための装置のこと。 動作原理 零相変流器(ZCT)と零相電圧検出装置(ZPD)を使用して、地絡事故電流を検出する。 地絡が発生すると、三相の... -
キュービクル式の特徴まとめ
設置場所 屋内式 屋内キュービクルは、風雨にさらされる恐れがない場所に設置される仕様のため、受電室や建物内の一部に据え付けて用いられる。点検時や操作時にはあるていどのスペースが必要の為、下記のスペースをあけるようにする。 屋外式 屋外設置の... -
OCRの引外し方式の種類について
過電流引き外し方式(OTC) OCRにB接点があり、CT二次電流によりOCRが動作すると接点が切り替わり、CT二次電流がトリップコイル(TC)に流れてトリップして遮断器を引き外す方式 メリット 特別な電源を用いない簡便な方式 ほかの方式よりも安い デメリット 他... -
漏電遮断器と接地の関係
漏電遮断器とは 通常の使用状態の下で漏電電流値が規定値に到達したとき、接点を開路動作するように設計した回路遮断器のこと <JIS C 8201-2-2 漏電遮断器とは> より引用 漏電遮断器の必要性 人体に数mA~十数mAの漏電が流れると運動神経が麻痺して動...