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漏電遮断器とは
通常の使用状態の下で漏電電流値が規定値に到達したとき、接点を開路動作するように設計した回路遮断器のこと
<JIS C 8201-2-2 漏電遮断器とは> より引用
漏電遮断器の必要性
人体に数mA~十数mAの漏電が流れると運動神経が麻痺して動けなくなり、これが継続すると危険な状態となる。数十mAの電流になると心臓の機能に異常が発生して、生命が危険な状態となる。また、漏電により火災が発生する電流値は、数百mA~数A以上。
漏電遮断器は15mA~30mA程度の漏電発生を検出し、0.1秒以内に素早く電路を遮断して、事故に至ることを防ぐ。
三菱電機 漏電遮断器の特徴についてより引用
漏電遮断器と接地の関係
電気は、現代の生活に欠かせないものであり、利用には“感電”という危険がある。そのため一般的な電気回路には、漏電が発生したことを感知して電気回路を遮断するための“漏電遮断器”が取り付けられているが漏電遮断器があるからといって安全とは限らない。
漏電遮断器を動作させるためには、漏電電流を接地側に流さなけれならず、接地があることで初めて漏電遮断器が正常に動作し、感電事故を未然に防ぐことが可能となる。
漏電遮断器があるから感電しない、接地があれば感電しないという訳ではなく、両方が健全であることで、初めて安全が保たれることになる。
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