電気事故– category –
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電気事故
過電流継電器における電流引き外し方式についての基礎まとめ
引き外し方式についての概略 過電流継電器 (OCR) が遮断器 (CB) に開放動作をさせることを「引外し」という。また、引外しに必要なコイルを「引外しコイル」という。 「引外し」には下記の方式があり設備によって使い分けられている。 電流引き外し方式の... -
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架空線路の残留電圧の備忘録
架空線路の残留電圧とは送電線や配電線などの架空線路が電源から切り離され(遮断器を開放され)た後も電線路に残る電圧のこと。 この残留電圧は、主に線路の静電容量に蓄えられた残留電荷によって発生する。 架空線路の残留電圧発生原因(メカニズム) 架... -
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高圧送配電の仕組みについての基礎知識まとめ
高圧送配電の仕組みの概略 高圧送配電の仕組みは、発電所から遠く離れた家庭や工場に電力を効率よく届けるための重要なシステムのこと。 電力は電圧が高ければ高いほど送電中のロスが少なくなるため発電所から消費地までの経路で段階的に電圧を上げ下げし... -
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変圧器やコンデンサに用いられるブッシングについての備忘録
変圧器やコンデンサに用いられるブッシングはこれらの電気機器において非常に重要な役割を果たす部品。 ブッシングを一言で表すと「高電圧を安全に機器の内部と外部とで導通させるための筒状の碍子(がいし)」のこと。 ブッシングの役割と重要性 ① 絶縁(... -
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機器設置した場合の感電の可能性についての備忘録
機器接地についての概略 機器接地は、電気機器の金属製の外箱や台などを大地(アース)と電気的に接続する工事のこと。主に感電や火災の防止、機器の保護といった安全確保を目的としている。 日本の電気設備に関する技術基準では、使用電圧や設置場所など... -
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波及事故発生時対応についてのまとめ
波及事故についての概略 波及事故とは、高圧受電設備などで起きた事故が原因で送配電事業者の配電線に接続されている住宅、ビル、工場、病院、銀行、交通機関、交通信号システムなどさまざまな範囲に停電が広がる事故を言い、毎年全国で 300 件から 500 件... -
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波及事故防止対策についてのまとめ
波及事故についての概略 波及事故とは、高圧受電設備などで起きた事故が原因で送配電事業者の配電線に接続されている住宅、ビル、工場、病院、銀行、交通機関、交通信号システムなどさまざまな範囲に停電が広がる事故を言い、毎年全国で 300 件から 500 件... -
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引き込み開閉器(PASやUGS)の地絡・短絡時の動作まとめ
PASは「Pole Air Switch」の略で主に高圧で電気を受電する設備(自家用電気工作物)の引込点(責任分界点)に設置される非常に重要な開閉器(スイッチ)のこと。※日本語では「柱上気中負荷開閉器」と呼ばれる。 PASや最大の役割は、波及事故の防止と、設備... -
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引き込み開閉器(PASやUGS)についての基礎知識まとめ
PASは「Pole Air Switch」の略で主に高圧で電気を受電する設備(自家用電気工作物)の引込点(責任分界点)に設置される非常に重要な開閉器(スイッチ)のこと。※日本語では「柱上気中負荷開閉器」と呼ばれる。 PASや最大の役割は、波及事故の防止と、設備... -
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SOG試験操作でしてはいけないこと①(制御電源の二重印加、短絡)
SOG(方向性地絡継電器)についての概略 DGRは、地絡事故を検出して電気回路を保護する継電器の一種.主な特徴として地絡電流の大きさに加えて、その方向(位相)を検出できるが挙げられる。これにより、事故が発生した方向を特定し、自らの構内で発生した...