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ケーブルシールド(遮蔽層)の接地施工について

CVケーブルの断面構造図(導体・絶縁体・遮へい層・シース)
目次

ケーブルシールドの接地方法

ケーブルシールドの接地方法には片端接地と両端接地の2種類ある。
一般的には片端接地が採用されているがケーブル亘長が長くなると両端接地が採用されて場合もある。

両端接地がおススメできない理由

ZCTの電源側、負荷側両方でケーブルのシールド線を接地していると、シールド線と接地間がループ状態になり誘導などで電流が流れ、不要動作の要因となる。

両端でシールド接地するとループ電流が流れ、不要動作の原因になる誤った例

高圧ケーブルのシールド接地の取り方

高圧ケーブルにZCTを設置する場合、シールドアースの取り方により保護対象が異なる。
誤った施工を行うと不要動作の原因となるので注意が必要。

ケーブル貫通をしない場合

ケーブルがZCTを貫通しない場合のシールド接地方法(地絡を検出する/しない)

ケーブル貫通を行う場合

シールド線をZCTに再貫通させる場合のシールド接地方法(地絡を検出する/しない)
ケーブルヘッドで、シールド線をZCTのL側からK側へ再貫通させた施工写真

↑の現場はケーブル亘長が長く、近隣の物件による地絡もらい事故を防ぐためにケーブルの再貫通を実施

取扱説明書に載っているケーブルシールド接地の取り方の図(①〜④)

泰和電気 デジタル用地絡方向継電器 S H G - D A 21(分岐用子機 電流・電圧引外し両用)
S H G - D A 11 取り扱い説明書 より画像引用

間違った施工例

シールド接地の間違った施工例2つ

高圧ケーブルのシールド接地の保護範囲

ケーブルシールド線を電源側・負荷側でどのように施工するかで、ケーブルを地絡保護範囲に加えるか、除外するかが決まる。

ZCTをケーブルの送り側(電源側)に設置した場合

ZCTを電源側に設置した場合の①②のシールド接地と、地絡検出の有無
ZCTを電源側に設置した場合の③④のシールド接地と、地絡検出の有無

ZCTをケーブル受け側(負荷側)に設置した場合

ZCTを負荷側に設置した場合の①②のシールド接地と、地絡検出の有無
ZCTを負荷側に設置した場合の③④のシールド接地(どちらも地絡を検出しない)

参考文献

https://www.hikari-gr.co.jp/faq/technical/dgr_troubleshooting.html

地絡方向継電装置_不必要動作要因とトラブル事例
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この記事を書いた人

はじめまして、当ブログ「名無し電気管理事務所」を運営している名無しと申します。
ここでは、私の経歴や当ブログの運営目的についてご紹介します。

1. 保有資格
実務に関わる以下の国家資格を保有しています。

第3種電気主任技術者(2023年取得)

第1種電気工事士

建築物環境衛生管理技術者

2. 経歴・実務経験
電気保安・ビルメンテナンスの業界で約7年の実務経験があります。
現在は電気保安法人にて、保安業務従事者として勤務しています。

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