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ムサシ製と双興製の位相特性試験機(DGR試験機)の整定ボタンの機能性の違いについて

目次

整定ボタンとは

DGR(地絡方向)試験器の動作時間試験を行う際に、電流値や電圧値、位相差などを所定の値に設定する際に用いるボタン
のこと。

メーカーによって意味合いが少し異なり、事故のもとになるため、注意する必要がある。

ムサシ製DGR試験機

設定スイッチは電流、電圧ともに試験機に電流用結線を、電圧用結線していても、電圧印加や、電流が流れることはない。

chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/http://www.musashi-in.co.jp/manual/gcrmini.14.pdf

ムサシインテック製 GCR-mini 2235 取り扱い説明書 p15

双興製DGR試験機

整定ボタンは電流整定スイッチのことで、電流が出力しないようにする機能。
なお、電圧は整定時でも試験電圧は出力している。

双興電気製作所 位相特性試装置 DGR-100KD

取り扱い説明書より引用

考えられる事故

全てのメーカーの整定ボタンがムサシと同じ機能を持っていると思い、双興製の試験機を用いて継電器に電圧要素へ結線をした状態でいきなり基準値以上の電圧をかけてしまい、継電器の故障が発生。

対策
メーカーごとの機能を事前に理解しておき、思い込みで作業をしないようにする。

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