雷サージ(かみなりサージ)とは、雷が落ちた際に発生する
一時的な異常高電圧・過電流のこと。
通常、家庭のコンセントには100Vの電圧が流れているが
雷サージが発生すると、数千〜数万ボルトもの電気が一瞬にして
電線や通信線を伝って家の中に侵入する。
→パソコンや家電製品が故障する原因となる。
雷サージが発生する仕組み(種類)

雷サージには主に3つの種類があつ。
普段被害に遭いやすいのは、2番目の「誘導雷」となる。
直撃雷(ちょくげきらい)
雷が建物や電柱、アンテナなどに直接落ちること。
エネルギーが桁違いに大きく、一般的な家庭用対策グッズ(雷ガードなど)では防ぎきれない。
直撃を受けると、家電だけでなく配線そのものが焼損することもある。
誘導雷(ゆうどうらい)
近くの木や地面に雷が落ちた際、その周囲に強力な磁界が発生し
近くを通る電線や電話線に「誘導」されて高電圧が発生する現象。
直接家に雷が落ちなくても、数キロ先の落雷の影響で家電が壊れることがある。
逆流雷(ぎゃくりゅうらい)
避雷針やアース(接地)を通して逃がしたはずの電気が
アースの電位上昇により、逆にアース線から建物内へ逆流してくる現象。
雷サージの侵入ルート

雷サージは、電気の通り道があればどこからでも入ってくる。
- 電源線(コンセント): 最も一般的なルート。冷蔵庫、洗濯機、パソコンなどが危険。
- 通信線(電話線・LANケーブル): インターネットモデムやルーター、電話機が壊れる原因。
- アンテナ線: テレビやレコーダーに侵入する。
雷サージはスイッチを切っている家電でも、コンセントが繋がっていれば侵入し基盤を破壊することがある。
雷サージの効果的な対策方法

被害を防ぐための対策は
大きく分けて「手軽な対策」と「根本的な対策」がある。
雷が鳴り出したらコンセントを抜く
物理的に回路を遮断すれば、雷サージは入ってきない。
※電源ケーブルだけでなく、LANケーブルやアース線も抜くのが理想。
雷ガード機能付き電源タップを使う

コンセントを抜くのが難しい常時通電の家電(冷蔵庫、Wi-Fiルーターなど)には
「雷ガード(サージプロテクター)」機能がついた電源タップが有効。
- 仕組み: 内蔵された「バリスタ」という素子が、異常な電圧を吸収・遮断して、接続された機器を守る。
- 選び方: 「最大サージ電圧」という数値が大きいほど、強い雷サージに耐えられる。
分電盤に避雷器(SPD)を取り付ける

家中のすべての家電を一度に守りたい場合は
電気工事店に依頼して、家のブレーカー(分電盤)に家庭用避雷器を取り付ける方法がある。
家に入ってくる電気の入り口でサージをカットするため
個別のタップ対策が不要になる。
※ただし、アンテナ線などからの侵入は別対策が必要

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