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漏れ電流と絶縁抵抗の関係についてのまとめ

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漏れ電流について

電気機器や配線の充電部は、絶縁物で電気的に絶縁されている。
この絶縁物に直流電圧を印加すると。流れる電流は零ではなく、ごくわずかな電流が流れる。
この電流(i)を漏れ電流という。

漏れ電流には絶縁物を流れる漏れ電流(ie)と絶縁物の表面を流れる漏れ電流(is)とがある。

電気が流れるのを防ぐために絶縁体の中だけでなく、表面を流れる電流も流れにくくする必要がある。

絶縁抵抗について

絶縁抵抗=絶縁体の電気抵抗=電気が流れてはいけない部分の抵抗

通常は表面を流れる電流の方が大きく、またこれらは湿度や温度など、周囲の状況の影響を強く受ける。

測定時には、天候、気温、湿度、測定器の仕様、ガード回路の有無などを詳細に記録しておくことが必要
これが不備なデータは絶縁判定上の資料としては価値が小さい。

印加電圧(e)を漏れ電流(i)で割って得られる値(r)はオームの法則から、抵抗になる。

 r=e/i(Ω)

この抵抗が絶縁物の場合、絶縁抵抗とよぶ。

2つの漏れ電流の分類

絶縁物の内部に流れる漏れ電流(ie)による絶縁抵抗を体積抵抗

絶縁物表面を流れる漏れ電流(is)による絶縁抵抗を表面抵抗と呼ぶ。

絶縁物に流れる電流は非常に小さい(10^-6A程度)のため、絶縁抵抗は非常に大きくなる(10^6Ω)

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