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過電流保護協調についての備忘録

過電流保護協調とは

電力系統における過電流発生時の保護装置の動作を調整することを指す。
この協調を行うことで、系統全体の安定性を維持しつつ
過電流が生じた箇所だけを効果的に遮断が可能となる。

過電流保護協調で最も重要なことは配電用変電所(配電線)に対して波及事故を起こさないことである。
需要家内で電流事故発生時には需要家が保護装置により遮断し、配電系統からの切り離しが必要となる

過電流保護協調は、動作協調および短絡保護協調に大別される。
過電流保護協調は両者が成立して保護協調が保たれていると判断される。

動作協調とは

系統内のある地点に、過負荷 or 短絡or 地絡が生じたとき、事故電流値に対応して動作するよう設定された
事故点直近上位の保護装置のみが動作し、他の保護装置が動作しないこと
→動作協調が保たれている

短絡強度協調とは

短絡電流に対し、被保護機器が熱的および機械的に保護されている
=短絡強度協調が保たれている

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