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定義
PASに不具合が起きたり、地絡継電器が不動作であったために、地絡電流をトリップ出来なかった場合、一般送配電事業者の配電用変電所の遮断器がトリップする。配電用変電所は自動的にすぐに(約1分以内)に遮断機を投入する。
これを再閉路とよぶ。
その際PASが動作していないと構内の地絡電流により再度配電用変電所の遮断器がトリップしてしまう。
再閉路が失敗して広範囲での停電が起こることを波及事故と呼ぶ。
波及事故を起こすと、場合によっては損害賠償を請求されるため、気を付けること。
波及事故を防ぐために、PASを含めた高圧機器の定期的な点検と電気機器の更新計画を立てること。
中部近畿産業保安監督部 近畿支部 電力安全課
ポスターより引用
戸上 VT 内蔵型の SOG について2022年度b開閉器の機能と点検方法 より引用
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