知識– category –
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B種接地・D種接地を共用接地にするのがダメな理由
共用接地とは 各種接地工事(A,B,C,D種)の接地線を、共通の接地極につなぐ接地工事のこと。(下図:A参照) 総合接地抵抗値が10Ω以下の場合、A種、C種、D種は、共用とすることができる。→最も低い値が必要なA種の基準値以内に収める 連接接地とは、個別に... -
変圧器に記載されているDy11についての備忘録
「Dyn」について 「Dyn11」とは、変圧器一次側と二次側の巻線接続と位相角を表す接続記号のこと。「D」は一次側巻線がΔ(デルタ)結線であることを表す。 「y」は、二次側結線がY(スター)結線であることを表す「n」は、二次側結線に中性極(Neutral)... -
並列コンデンサ設置時のヒューズ選定について
並列コンデンサについて 複数のコンデンサが並列に接続されたときの全体の電気容量を指す。並列に接続されたコンデンサの合成容量は、個々のコンデンサの容量の合計に等しくなる。 並列コンデンサを保護するヒューズ容量の選定は特殊なため選定方法に注意... -
波及事故と対策(SO動作とG動作について)
波及事故について 需要家内の高圧受変電設備などで起きた事故が原因で、電力会社の配電線を停止させ、同系列の配電線から受電しているビル、工場など第三者の電気設備を停電させる事故のこと。このような事故は、影響範囲が病院や交通機関システムなどの重... -
絶監についての不具合やまとめ
絶縁監視装置とは トランスの温度異常の監視 停電の監視 漏電の監視 上記3つの異常を感知した場合、センターや担当技術者にリアルタイムで発砲される。なお、使用機器のメーカーのホームページで設置する住所や受信メールアドレスを設定する必要がある。 ... -
キュービクル周辺の安全管理について
キュービクルの点検を行う理由 キュービクルの設置には、電気事業法で定められた基準を満たす必要がある。主な必要な事柄として 火災予防条例による建物との距離の確保 点検が容易な空間の確保 などがある。 離隔距離の確保: 高圧受電設備としてのキュービ... -
DGR試験機メーカーの試験時動作位相各まとめ
DGR動作原理とメリット DGR(地絡方向継電器)は、電力システムにおける地絡事故を検出し、適切な保護を提供するための装置のこと。 動作原理 零相変流器(ZCT)と零相電圧検出装置(ZPD)を使用して、地絡事故電流を検出する。 地絡が発生すると、三相の... -
停電発生時の対応まとめ
停電発生時の対応 停電発生の対応を下図に記載 非常用予備発電機が設置されている場合 非常用予備発電装置が設置されている施設では、まず運転状況と送電範囲を確認することが重要です。非常用予備発電装置には、施設内の保安用電源や、停電時に大きな被害... -
零相変流器(ZCT)についての点検方法や注意点まとめ
零相変流器(ZCT)の要約 通常、電路の電流は単相でも三相でも行き帰りは同じ(下図参照)地絡事故が発生すると大地に電流が流れるため、行きと帰りに差ができる。この差によりZCTに磁束が誘起し二次側に電流が流れる。継電器は、その電流が設定した動作値... -
動作時限特性の種類のまとめ
動作時限測定とは 過電流継電器の試験の際、動作時限測定の欄がある。これは動作電流値の値によってどの程度の時間で継電器が動作するかの値を測定する試験であるなお、各継電器メーカーが出している判定基準をもとに継電器が故障していないか判断する。 ...