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保安管理業務担当者が実施可能な省エネ対応についての備忘録(変圧器の更新)

目次

保安管理業務担当者が実施可能な省エネ対応

定期点検時に負荷設備の省エネチェック

定期点検時に負荷設備(低圧機器)の外観点検を行うが
そのときに気づいたことは設備運用や環境に無理のない範囲において
取り組める改善方策として設置者に報告する。

具体例

  • 空調設備の設定温度の引き上げ(引き下げ)
  • ビニールカーテンなどによる空調エリアのゾーニング
  • 換気状況の確認による過度な換気の抑制
  • 冷蔵などのショーケースに付属されているシートを有効活用して冷気の漏えいを抑制
  • 晴天時や不使用箇所の照明の消灯
  • 空調と床暖房の併用エリアでの空調停止または抑制
  • OA機器(PCなど)の待機電力削減など

変圧器の省エネ

エネルギーロスの大きい旧式の変圧器を使用している設置者に対して
変圧器の更新ならびに変圧器容量の最適化について提案する。
新型の変圧器は、信頼性だけではなく、省エネ性能も向上しているので
省エネにも直結することを更新に伴うメリットとして挙げて説明してみる

変圧器の更新による省エネ効果

使用条件

項目備考
使用日数240 日/年
稼働時間8 時間/日
年間負荷率60 %計算時は (0.6)^2として負荷損に乗じる

電気料金単価 内訳

料金項目単価 [円/kWh]備考
電気料金単価12.87高圧電力AS
再生可能エネルギー発電促進賦課金3.45
燃料費調整額3.95
【合計単価】20.27

変圧器の仕様・損失比較

変圧器の仕様無負荷損(鉄損)負荷損(銅損)
1985年製
(3相 500 kVA)
1,004 W
(1.004 kW)
6,548 W
(6.548 kW)
2022年製(トップランナー2014)
(3相 500 kVA)
590 W
(0.590 kW)
3,940 W
(3.940 kW)


「トップランナー変圧器2014(第二次省エネ判断基準をクリア)」の場合
トップランナー以前品である変圧器(JIS C 4306:1999)と比較して
全損失(エネルギー消費効率)で約40%の改善が見込まれる。

計算式(参考)

●1985年製変圧器の年間全損失 [kW・h/年]

トップランナー変圧器2014の年間全損失 [kW・h/年]

無負荷損(常時発生)
変圧器に通電している限り24時間365日発生するため、計算時は 365日 × 24時間 を掛ける。

負荷損(稼働時のみ発生):
電流の2乗(=負荷率の2乗)に比例するため、計算時は 負荷損 × (0.6)² × 240日 × 8時間 となる。

変圧器全損失の削減量

●年間電気料金の削減金額

参考資料

新電気2022年9月号「特集関西電気保安協会が実践する省エネルギー対策&事例集」より一部引用

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