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零相電圧検出装置(ZPD)の地絡電圧監視についてのまとめ

目次

零相電圧検出装置(ZPD)の要約

高圧線は大地に接続(接地、アース)されていないため正常な状態では三相の合成電圧と大地間には大きな電圧変化は発生しない。
しかし、地絡が発生すると三相の合成電圧と大地間に大きな電圧変化が発生する。
ZPDは高圧線と大地間をコンデンサで分圧し、トランスにより高電圧を低電圧に変換し、二次側に出力する。
継電器は、その電圧の大きさや、地絡電流との位相関係を判断して動作する。
(零相基準入力装置と呼ばれる場合もある)

零相電圧検出装置(ZPD)は、ZVT(Zero-phase Voltage Transformer)や
ZPC(Zero-phase Potential Capacitor)などと呼ばれることもある。

零相電圧検出装置(ZPD)の役割

ZPDは地絡電圧を検出するための機器

零相電圧検出装置(ZPD)の原理

ZPDはY結線のコンデンサCを各相に接続し、その中性点は
検出用コンデンサCoを介して接地する。
各相の対地電圧が等しければ、検出部のコンデンサ(C)には電圧が発生しない。
出力も零となる。
地絡事故発生時は、各相の対地電圧のバランスが崩れると電圧が発生する。

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