漏電火災警報器についての概略
電火災警報器は、電気的な原因による火災(電火災)の発生を早期に検知し、警報を発することで被害を最小限に抑えるための機器のこと
主な役割として
●電気回路からの漏電を検知する。
● 分電盤などに設置され、回路全体の漏れ電流を監視する。
●漏電による火災の予防に有効。

漏電火災警報器VC-10の仕様

機種: VC-10 (露出形)
種別: 電火災警報器受信機、1級、互換性型
型式承認番号: VC-10: 漏受第2-4号
電源電圧: VC-10: AC100V 50/60Hz
公称作動電流値: VC-10: 200, 1000mA (端子にて切替え)、
消費電力: VC-10: 常時2VA/動作時6VA
ブザー音圧: 70dB以上
復帰方式: 自動復帰
無電圧接点容量: AC100V 0.4A (抵抗負荷)
ヒューズ定格: ミゼット型ガラス管ヒューズ (1A)
外形寸法: 135(W)×180(H)×55(D)mm
重量: VC-10: 500g
耐雷撃対策: 衝撃波吸収回路付
漏電火災警報器VC-10の注意事項
●受信器は点検の容易な場所に設置すること。VC-10形は防雨構造となっているので
そのまま屋外に設置することもできる。
●変流器は引込部に近接した電路または変圧器の第2種接地線、点検の容易な位置に設置すること。
電路に設置する場合は、電路の最大負荷電流値以上の定格電流値を持つ変流器を選択すること。

●本器は全樹脂製のため接地工事をする必要はない。
●単相2線式は2本とも、単相3線式、3相3線式は3本とも電線を貫通させること。
ブロック図

端子結線図

動作確認試験方法

電源を投入し、緑色の電源表示灯が点灯したら、試験用押釦ボタンを押して、ブザーが鳴り漏電表示灯が点灯することを確認すること。
試験ボタンによる試験では、変流器の2次側配線の導通も試験しているので
変流器側の配線を済ませてから試験を行うこと。(変流器側が未配線だと作動しない。)
作動電流試験方法

上記のように結線を行い、漏電検出値を出力する
※、漏電火災警報試験機は一定以上の電流出力できるものであればどれでも構わない
(HGR,DGR,OCR,総合試験機など)
判定基準

参考資料
file:///C:/Users/sette/Downloads/RF15-C%20VC-10_20_30%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%82%B0.pdf
「泰和電気工業株式会社 漏電火災警報器カタログ」より引用file:///C:/Users/sette/Downloads/RF15-M%20VC-10%E5%8F%96%E6%89%B1%E8%AA%AC%E6%98%8E%E6%9B%B8.pdf
泰和電気工業株式会社 VC-10形 取り扱い説明書」より引用
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