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誘導電圧とは(要約)
高圧機器やケーブルに故障などがない場合でも、接地されていない金属体やブレーカーを開放した電路などは誘導により電圧が発生することがある。
発生原因
充電部の対地電圧が線間静電容量と対地静電容量がそれぞれ分圧されて発生することで生じる
誘導電圧測定時の注意事項
測定機器のテスタはデジタル型を使用すること
→アナログ型とデジタル型でそれぞれ内部抵抗が異なるため
テスタ内部抵抗の比較例
アナログテスタで誘導電圧が測定できない理由
対地静電容量は非常に小さな値のため、導体と対地間のインピーダンスは大きな値となる(下公式参照)
Zc:対地間インピーダンス
C: 対地静電容量
並列に内部抵抗の小さいアナログテスタを接続すると
見かけ上の対地インピーダンスが小さくなるので
(接地した状態とほぼ同じ状態)
測定値がかなり低い値(0V)として計測されてしまうため
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