名無し管理事務所– Author –
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絶縁破壊とは(用語説明)
絶縁破壊とは、電気回路や部品の絶縁体が何らかの原因で絶縁性能を失い、絶縁状態が保てなくなる現象 絶縁破壊が起こると、機器の損傷や火災、感電、漏電などの事故につながる可能性がある 絶縁破壊の強さは、絶縁破壊電圧を材料厚みで割った値で表される... -
地絡方向性継電器(LDG71・73)の動作表示灯点灯時の原因と対応方法
地絡方向性継電器とは 地絡方向継電器LDG71・73について 動作電圧・電流表示灯の場所 ①動作電圧表示灯②動作電流表示灯 動作電圧表示灯が点灯した際の原因 ●電源側の地絡事故。 ●電力会社殿配電線路にV結線の電圧調整器がある場合、三相の対地電圧にアンバ... -
マグネットスイッチ(電磁開閉器)についての備忘録
マグネットスイッチの概略 電気回路において電気が導通する接点を開閉するためのスイッチ。=磁気エネルギーを利用して電気回路の開閉を行うスイッチその先に接続されている負荷装置の保護機能も兼ねている。 一般的なスイッチとは異なり、物理的な押しボ... -
線間絶縁抵抗と対地間絶縁抵抗の違いと測定方法まとめ
線間絶縁抵抗と対地間絶縁抵抗の違い 絶縁抵抗を測定する箇所は大きく分けて、「線間絶縁抵抗」と「対地間絶縁抵抗」の2種類がある。 線間絶縁抵抗 各相間の絶縁抵抗の健全性を試験する。線間絶縁抵抗が劣化すると、短絡状態になる。 対地間絶縁抵抗 各相... -
定格出力とは(用語説明)
定格出力とは、電化製品が、安定して出力し続けられる電力の量です。電化製品にはそれぞれ、「消費電力」がある。 電源に接続した電化製品の消費電力が、電源の定格出力を超えると、その電化製品を動かすのに必要な電気を送れず、運転がストップしてしまう... -
竣工検査の意義についての備忘録
高圧受電設備の電気設備はその設置場所で製作、組み立て、工事を行う必要があるため、完成検査を現地で行う必要がある。 竣工検査=電気設備が満たすべき要求事項をまとめたものが、電気設備の技術基準とその解釈や高圧受電設備規定などの諸規則・規定類で... -
OCR(過電流継電器)の整定方法の備忘録
OCR(過電流継電器)とは OCR(過電流継電器)の整定方法 基本的に保護協調は電力会社との協議で決めるため、下記の計算方法はどの程度の整定値になるかの大まかな予想値を求める際に使用する。 整定を求めるには以下の4項目より整定する。●タップ値→限時要素... -
三菱製地絡方向継電器MDG-A1V-Rの試験方法まとめ
地絡方向継電器とは 各部名称 ①数値表示用LED 表示選択用切替スイッチ④を用いて以下の表示することが可能●Vo計測…残留Vo試験入力を1.0~12.0%まで表示可能●自己記録Vo…1.0~100%まで表示可能●I0計測…残留Io、試験入力を0.05~1.50Aまで表示可能●位相計測…V... -
非常用発電設備の点検作業とポイントまとめ
非常用発電設備について 非常用発電設備の点検作業とポイント 設置状況の記録・確認 ●設置場所の記入例)屋外駐車場横、10階屋上、地下2階 機械室内誰が見てもわかりやすい表現を用いる。 ●発電設備の周囲に障害箇所がにないかの目視点検を行う。 設備の... -
電磁誘導と静電誘導の違いの備忘録
電磁誘導とは 強電線と弱電線が近い状態のときにV=Δφ/Δtによって電圧が発生して弱電線に電圧が誘導されるそれによって通信障害などが起きる現象 発生原理 アンペア右ねじの法則 強電線と弱電線が近いと強電線が発する磁界の中に弱電線が入る。磁界が時間...