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COSスイッチについての基礎知識まとめ

目次

COSについての概略

COS(切替開閉器:Change Over Switch)は、電源の供給元を切り替えるための電気機器。
一般的には、常用電源(電力会社からの受電)と予備電源(自家発電機など)を切り替える際や
特定の負荷に対して供給ラインを変更する際に使用される。

COSの主な役割と種類

COSの最大の役割は、「電源の混触(逆充電)を防ぎながら系統を切り替える」こと。

主な種類

手動切替開閉器(Manual COS)
レバーを直接操作して切り替えるタイプ。構造が単純で信頼性が高い。

自動切替開閉器(Automatic COS / ATS)
停電を検知して自動で発電機側に切り替えるタイプ。
病院やデータセンターなどの重要施設で多用される。

COSの構造と動作の仕組み

COSには、回路の安全を確保するために
「中間オフ(中立位置)」が設けられているのが一般的。

  • 1回路(常用)
    通常はこの状態で受電。
  • 切(オフ)
    どの系統とも接続されていない状態。
    アークを遮断し、安全に切り替えるためのインターロックの役割を果たす。
  • 2回路(予備)
    発電機などの別系統から供給する。

保守点検における重要ポイント

電気点検の際には
以下の点に注意が必要。

接触抵抗の測定

接点部が劣化すると
電圧降下や異常発熱の原因になる。

アーク消弧装置の確認

切り替え時に発生するアーク(火花)を抑える機能が正常か確認する。

インターロックの確認

常用と予備が同時に投入されないよう
物理的・電気的な制限が機能しているかが重要となる。

混同しやすい「AS」や「VS」との違い

左図:AS 右図:VS

現場ではスイッチ類が並んでいるため
以下の用語と混同しないよう注意が必要。

名称略称用途
切替開閉器COS電源系統そのものを切り替える(主回路)
電流計切替スイッチAS各相(R-S-T)の電流を1つの電流計で測るために切り替える
電圧計切替スイッチVS各相間の電圧を1つの電圧計で測るために切り替える

COSスイッチ運用の注意点[逆充電の防止]

COSの操作で最も気をつけなければならないのが、「逆充電」となる。

もし受電設備が停電している際に、COSを介さず直接発電機を繋いでしまうと
トランス(変圧器)を介して高圧側に電気が流れてしまい
復旧作業中の作業員に感電事故を引き起こす恐れがある。

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