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電気設備の耐震措置
電気室の耐震補強や電気機器の固定と転倒防止が重要となります。電気設備の耐震措置状況を十分に確認し、耐震性の強化を図りましょう。電気主任技術者、建物・設備の施工業者や管理者等と協議し、適切な対応をお願いします。
地震などの災害時に発生する事案
関西電気保安技術者協会 でんきのかんり 第93号より 写真引用
具体的な対策方法
- 電柱の傾斜対策
複数の根かせの設置
電柱への支線取り付け - 開閉器の脱落、断線対策
ボルト強度に余裕を持たせる - 高圧配線のゆれについて
腕木や樹木と接触しないように十分な離隔距離をとる。 - キュービクル移動・転倒対策
キュービクルや変圧器等の確実な固定。(ボルトの太さや深さ) - ケーブル損傷・断線対策
引き込みケーブルにフレキシブルな配管を使用
引き込みケーブルは十分な長さで余裕をもたせる - ブッシング破損対策
- 低圧母線(銅バー)との接続部にフレキシブルな編み込み線を使用。
日常生活での地震対策(補足)
- 使用中の電気器具のスイッチは切り、アイロンやドライヤーなどの電熱器具はプラグをコンセントから抜く。
- 常時電源を入れる必要がある電化製品以外は、できる限り電源プラグをコンセントから抜く。
- 壊れたり水につかった屋内配線や電気器具は使用しない。
- 電化製品は水に弱く発火する恐れがあるため、電化製品付近に花瓶や水槽などを置かない。
- 日頃から分電盤がどこにあるか確認し、災害時はブレーカーを切る。
- 電気の配線や電化製品が不良となり電気が漏れるとすばやく電気を切る「漏電遮断器」を分電盤に取り付け、電気設備や電気器具の漏電による感電を未然に防止する。
https://www.kyokuto.co.jp/booklet/no63/booklet63_special.html
エレックス極東 ありがとう通信vol.63より引用
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