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非常用発電設備のメーカーによる定期点検のまとめ

非常用発電設備とは

非常用発電設備のメーカーによる定期点検

メーカー推奨の定期点検には、3ヶ月毎から8年毎まで6つの点検があり、それぞれの間隔で点検項目が分かれている。
以下の表にまとめる

3か月点検(A点検)

●周囲・外観状況、始動・運転・停止状況の点検
●無負荷運転10分間、主要部水、油、ガス、空気モレ点検
● 冷却水・燃料油・潤滑油量確認
● 計器類指示確認
●コンプレッサー作動確認
●発電機スリップリング・油カキリング・ブラシの点検

6か月点検(B点検)

●実負荷運転60分間、バッテリー電解液点検
●潤滑油汚れ点検、コシ器・タンクのドレン抜き
●冷却水・燃料油汲み上げポンプ作動状況点検
●吸排気弁バネ点検、その他

消防法における「機器点検」を中心に実施する。
日常点検と同様に目視による点検がメイン

上記A点検の点検事項も行う

1年点検(年次点検、C点検)

●制御盤計器の点検、接地・絶縁抵抗測定
●クランクデフレクション計測、機側リレー・スイッチ作動確認及び配線ターミナル増締め
●空気槽安全弁作動確認
●セルモーターブラシ点検
●吸排気弁弁頭スキマ調整
●燃料・潤滑油コシ器分解掃除
●カムタベットローラー点検
●ガバナリンク点検調整
●自動始動塞止弁弁体交換
●分配弁・始動弁分解点検
●過給器フィルター清掃
●排圧測定(煙突閉塞確認のため)
●弁腕油・コンプレッサー油交換

消防法における「総合点検」に加えてメーカーが推奨するメンテナンスを実施する。
作業終了後には負荷運転を実施し発電機全体の健全性を確認する

上記A、B点検の点検事項も行う

2年点検(D点検)

●燃料噴射時期・噴射弁噴霧点検調整
●機関潤滑油交換
●始動空気減圧弁・停止電磁弁点検
●燃料噴射弁分解点検
●始動空気減圧弁ダイヤフラム点検
●その他

上記A、B、C点検の点検事項も行う

4年点検(E点検)

燃料フィードポンプ・弁腕注油ポンプ分解点検
●ラジエーターコアーの掃除
●シリンダーヘッド・全気筒分解点検・整備・吸排気弁擦合わせ
●しゃ断機絶縁油点検
● ゴムホース交換
● 潤滑油クーラー・インタークーラー圧力テスト
● その他

上記A、B、C、D点検の点検事項も行う

8年点検(F点検)

●ピストン抜出し点検掃除(全気筒)
● シリンダーライナー内径計測(全気筒)
● ロッドボルト・メタル点検
● 主軸受けボルト点検
● シリンダーライナーパッキン新換(全気筒)
● 主軸受けメタル点検
● ピストンピンメタル点検
●クランクピン・ジャーナル点検
● タイミングギャー点検
● 冷却水ポンプ・潤滑油ポンプ分解点検
● 過給機・インタークーラー分解掃除・水圧テスト
● 始動空気減圧弁ダイヤフラム点検
● 燃料噴射ポンプ分解点検
● 始動弁点検スリ合せ
● その他

各メーカにより規定された周期により各部の分解整備を行う。
メーカーや設備の仕様、経過年数により内容が異なる。
エンジンの分解整備や制御装置・バッテリー・付属機器の更新などを主に行う
専門的な技術が必要なためメーカーによる作業が推奨される。

F点検などは、費用が100万~1000万円以上になることから、発電設備の管理者(設置者)は中長期的な目線で点検整備計画を立てる必要がある

上記A、B、C、D、F点検の点検事項も行う

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