接地端子盤(せっちたんしばん)とは、電気設備における接地線や盤内接地線を接続し
接地抵抗値の測定などを容易に行うための端子盤のこと。
目次
接地端子盤の役割

- 接地線の中継: 各種電気機器や電路からの接地線を集約し、接地母線や接地端子を通して接地極へ接続する。
- 接地抵抗の測定: 測定用の端子を備えているため、接地抵抗値を容易に測定できる。
これにより、接地が適切に機能しているかを確認できます。 - 保安性の向上: 電気機器の漏電時に、接地線を通して大地へ安全に電流を流すことで
感電や火災のリスクを低減する。 - 点検・メンテナンス性の向上: 複数の接地線を一箇所に集約することで点検やメンテナンス時の作業効率を高める。
接地端子盤の種類

- 屋内用: 電気室や制御盤内などに設置される。
- 屋外用: キュービクルや屋外の制御盤などに設置され、防水・防塵対策が施されている。
- 端子数・容量別: 接続する接地線の数や、流れる可能性のある電流の大きさに応じて
適切な端子数と容量のものが選定される。 - 測定端子の有無: 接地抵抗測定用の端子(補助端子P,C)が付属しているものと、そうでないものがある。
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