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蓄電池の用語まとめ①

目次

用語まとめ

容量

完全充電した蓄電池を一定電流で所定の放電終止電圧まで放電したときの放電量のこと。
蓄電池の大きさを表す単位として使用される。

容量の表し方としてアンペア時容量[Ah]とワット時容量[Wh]があり、アンペア時容量がよく用いられる。

Ah=放電電流[A]×放電時間[h]
Wh=アンペア時容量[Ah]×平均放電電圧[V]

放電率

蓄電率容量に対する放電電流の大きさを表す。
蓄電池の容量や充放電中の端子電圧はこの放電率によって大きく左右される。

時間率(HR)電流

ある蓄電池を一定電流で所定の放電終止電圧まで放電したとき、一定時間放電を持続することのできる電流の大きさをあらわすもの。
例)10時間放電できる場合は10時間率電流

放電終止電圧

蓄電池の放電中の端子電圧は、ある値から急激に降下してそれ以後はほとんど容量を取り出すことができない。
また、深い放電をすると極板を痛めるなど、蓄電池に悪影響を与える。
これ以上放電を続けてはならないというある一定の電圧を定めておきこの電圧を放電終止電圧という。
なお。放電終止電圧は放電率によって異なる。
例)10時間率…1.8V/セル CS形蓄電池の場合

事故放電

蓄電池の容量が外部回路へ有効に放電することなく蓄電池内部で消耗する現象のこと。
蓄電池において避けられないロスの1つ。
自己放電は蓄電池を全く使用していなくでも、また充電中でも発生している。

自己放電が起きる原因として化学作用によるものと電気化学作用によるものがある。
また、自己放電量は蓄電池の構造、電解質の濃度や温度、不純物の含有量などによって著しく異なる。

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