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動作時限測定とは
過電流継電器の試験の際、動作時限測定の欄がある。
これは動作電流値の値によってどの程度の時間で継電器が動作するかの値を測定する試験である
なお、各継電器メーカーが出している判定基準をもとに継電器が故障していないか判断する。
動作時限には特性があり、大きく以下の4つにわかれる。
超反限時特性(EI)・強反限時特性(VI)・反限時特性(NI)・定限時特性(DT)
他の継電器やLBSなどの高圧機器を保護するものと保護協調を考えてどの特性にするか考慮する必要がある。
超反限時特性(EI)(Extremely Inverse)
電気機器の過負荷保護に適している。 MCCBやヒューズなどの保護機器の特性とも合っているので保護協調がとりやすい。
強反限時特性(VI) (Very Inverse)
電気機器の過負荷特性に合っており、配電線の保護や変圧器の保護に適している。
反限時特性(NI)(Normal Inverse)
送電線の短絡保護に適している。
定限時特性(DT)(Definite Time)
電流の大きさに関係無く一定時間で動作する特性。
今のところ。定限時特性の設定にしているOCRとは出会ったことはありません。
参考資料
各時限特性図はデジタル形過電流継電器の取り扱い説明書より引用
https://www.fa.omron.co.jp/products/family/3660/
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