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直流高圧絶縁測定の基礎知識まとめ
高圧絶縁測定は、高圧の電気設備(キュービクル、トランス、開閉器、ケーブルなど)の絶縁状態の健全性を確認するために行われる非常に重要な試験。絶縁が劣化すると、漏電や地絡事故、感電、火災などの重大な事故につながるため定期的な測定が必須となる... -
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高圧電気設備における再点弧についての基礎知識まとめ
高圧電気設備における再点弧現象(Restriking of Arc)は特に進相コンデンサや無負荷送電線などの進み小電流を遮断する際に起こりやすい、危険な現象のこと。 開閉器(遮断器)で電流を「切った」後、極間に再びアーク(放電)が発生し非常に高い異常電圧... -
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残留電荷の危険性と対策についての備忘録
高圧電気設備における残留電荷とは、停電(回路を開路)した後でも電力ケーブルや電力コンデンサなどの静電容量を持つ機器に一時的に蓄えられて残っている電気の電荷のこと。 残留電荷が発生する主な原因 高圧電気設備、特に受変電設備などには電圧を安定... -
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設備容量と最大電力の関係性の備忘録
設備容量についての概略 設備容量とは、施設や設備が持つ理論上の最大の供給・受電能力のこと。 供給側(発電所など)発電設備が理論上、連続して供給できる最大の電力(kWやMW)を指す。 需要側(工場やビルなど)その施設に設置されているすべての電気機... -
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VCBとLBSのどちらを設置すべきか使い分けの備忘録
VCBについての概略 VCB(Vacuum Circuit Breaker)とは真空遮断器を指し、高圧の電気が漏電や短絡などの事故が発生した際に、異常電流を遮断する機器のこと。 VCBの主な特徴 高真空容器に電極を収め、絶縁性を高めている 遮断騒音が小さく、遮断能力が高く... -
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過電流継電器における電圧引外し方式の基礎知識まとめ
過電流継電器についての概略 電気の使い過ぎ(過負荷)や短絡事故等によって整定値以上の負荷電流が流れたときに動作する継電器として過電流継電器が用いられる。 過電流継電器そのものの定格電流は5Aであり幹線から検出器である CT (変流器) を介して、そ... -
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3Eリレーについての基礎知識まとめ
3Eリレーの概略 EはElement:要素を意味しており過負荷要素、欠相要素、反相要素の3つの要素をもつリレーを3Eリレーと呼ぶ。 (1)過負荷保護 過負荷要素はモータ保護機能で、この要素が正常に発揮されればモータ保護の大部分がカバーできる。過負荷の確... -
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過電流継電器における電流引き外し方式についての基礎まとめ
引き外し方式についての概略 過電流継電器 (OCR) が遮断器 (CB) に開放動作をさせることを「引外し」という。また、引外しに必要なコイルを「引外しコイル」という。 「引外し」には下記の方式があり設備によって使い分けられている。 電流引き外し方式の... -
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シールドケーブルにおける両端接地についての備忘録
高圧ケーブルにおけるシールド線の主な役割 ●静電遮へい (電界の均一化) 高圧ケーブルの導体と大地間には高い電位差が生じる。絶縁体だけに頼ると電界が不均一になりやすく、局部的に高い電界集中が起こり、絶縁破壊の原因となることがある。 シールド線(... -
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架空線路の残留電圧の備忘録
架空線路の残留電圧とは送電線や配電線などの架空線路が電源から切り離され(遮断器を開放され)た後も電線路に残る電圧のこと。 この残留電圧は、主に線路の静電容量に蓄えられた残留電荷によって発生する。 架空線路の残留電圧発生原因(メカニズム) 架...