MENU

地絡継電器が誤動作(もらい事故)を起こす理由の備忘録

ケーブルが長いことが誤動作につながることが多い
ケーブルが長い=静電容量が大きい

地絡事故が起きると、静電容量に対して分流される。



静電容量が大きいほどインピーダンスが小さくなるので、

●IC1

●IC2


静電容量が大きい方に地絡電流が多く流れるため、誤動作が起きる。

目次

対策方法

地絡継電器を無方向性(HGR)のものから方向性(DGR)のものに更新する

通常地絡事故が発生すると事故回線では事故電流が電源側から負荷側に向かって流れる。
一方、ほかの回線では、事故電流が負荷側から電源側に向かって流れる。
(下記図参照)

GR/OCGRのように地絡電流の大きさだけで地絡事故を検出すると
設備内の地絡事故だけでなく、設備外の事故を誤検出(もらい事故)する場合がある。
一方、DGRは、零相電圧Voと、零相電流Ioから地絡電流の方向(位相)を検出できるため
事故が発生した回線のみを遮断することができる。

ケーブル亘長の限界目安(参考値)

chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.fa.omron.co.jp/data_pdf/commentary/protectiverelays_tg_j_1_1.pdf
保護継電器 技術解説より画像引用

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次