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地絡継電器が誤動作(もらい事故)を起こす理由の備忘録

送電線への落雷のイラスト

ケーブルが長いことが誤動作につながることが多い
ケーブルが長い=静電容量が大きい

地絡事故が起きると、静電容量に対して分流される。

1線完全地絡事故のとき、地絡電流が対地静電容量C・3Cに分流するようすの図



静電容量が大きいほどインピーダンスが小さくなるので、

●IC1

静電容量Cの側に流れる電流Ic1の計算式(Ig×1/4)

●IC2

静電容量3Cの側に流れる電流Ic2の計算式(Ig×3/4)


静電容量が大きい方に地絡電流が多く流れるため、誤動作が起きる。

目次

対策方法

地絡継電器を無方向性(HGR)のものから方向性(DGR)のものに更新する

通常地絡事故が発生すると事故回線では事故電流が電源側から負荷側に向かって流れる。
一方、ほかの回線では、事故電流が負荷側から電源側に向かって流れる。
(下記図参照)

GR/OCGRのように地絡電流の大きさだけで地絡事故を検出すると
設備内の地絡事故だけでなく、設備外の事故を誤検出(もらい事故)する場合がある。
一方、DGRは、零相電圧Voと、零相電流Ioから地絡電流の方向(位相)を検出できるため
事故が発生した回線のみを遮断することができる。

ZPDと地絡方向継電器で、事故のある回線だけを検出するしくみの回路図

ケーブル亘長の限界目安(参考値)

ケーブルこう長の限界目安の表(CVケーブル50Hz 6600V、0.2A・0.4A整定)

https://www.fa.omron.co.jp/data_pdf/commentary/protectiverelays_tg_j_1_1.pdf
保護継電器 技術解説より画像引用

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この記事を書いた人

はじめまして、当ブログ「名無し電気管理事務所」を運営している名無しと申します。
ここでは、私の経歴や当ブログの運営目的についてご紹介します。

1. 保有資格
実務に関わる以下の国家資格を保有しています。

第3種電気主任技術者(2023年取得)

第1種電気工事士

建築物環境衛生管理技術者

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電気保安・ビルメンテナンスの業界で約7年の実務経験があります。
現在は電気保安法人にて、保安業務従事者として勤務しています。

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