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零相変流器(ZCT)の構造の備忘録

零相変流器(ZCT)とは

零相変流器(ZCT)の構造

ZCTはCTと同様に電流を検出する機器であり、負荷電流を計測するCTに比べて微小な地絡電流を検出する
必要があるので、その構造には次のような特徴がある。

ZCTのコア(鉄心)に用いる磁性材料は感度をあげるために透磁率、特に初透磁率が高いことが条件となる。
このためパーマロイと呼ばれる磁性合金材料が使用される。(下図参照)

鉄心の周囲を磁気シールドで覆い残留磁束の影響を低減している。
なお、残留磁束は一次貫通導体の漏れ磁束や鉄心の材質不均一などによって発生するものであり、定格一次電流が大きいほど大きくなる傾向がある。

参考資料

新電気2024年12月号
p41 漏電と零相変流器(ZCT)より画像引用

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