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簡易絶縁監視装置付SOG(戸上製)についての備忘録

高圧絶縁監視機能付方向性SOG制御装置とは

PASに内蔵されている地絡検出装置(ZCTとZPD)で検出される零相電圧Voと零相電流IoをSOG制御装置部の設定値より低く、動作時間を短く設定することにより、微地絡を検出して警報を発する高圧絶縁監視の一種

導入メーカーと型式

戸上電機製作所

LTR-R形

https://www.togami-elec.co.jp/product/product_133.php
戸上電機製作所> トップページ>商品情報>高圧制御機器>柱上用SOG開閉器>SOG制御装置
より画像引用

主な特徴

  • 簡易絶縁監視機能を標準搭載(方向性のみ)
    PASの動作領域未満の地絡電流(微地絡)を監視して、本装置の表示ランプの点滅及び警報接点が作動する。

    微地絡検出時に設備の点検・改修を行うことで突発的な地絡事故を予防できる可能性がある。

微地絡が検出可能な高圧設備の範囲について

SOGに絶縁監視装置を設置することによってPAS電源側のZCT以降の全ての高圧機器が検出範囲となる(下図参照)

メリット
SOGの交換のみでスマート保安技術の導入が図れるため、低コストでの導入が可能

高圧絶縁装置機能付方向性SOG制御装置の機能配置図

●SOG制御装置部と高圧絶縁監視部とは区分された独立回路となっている。

●動作時接点と自己診断以上接点を持ち、通信機能(下図参照)を追加することで、遠隔での動作時通報受信と機能維持管理を可能としている。

●高圧絶縁監視部には、微地絡動作LED表示やPC接続端子の他にデジタル表示の画面があり、現場で現在の計測値(Vo・Io値)表示と微地絡動作記録の確認(最大100件)ができる。

設定項目一覧値の機能

各機器の図と通信状況のまとめ

●地絡状態監視装置を拡張設置することで、CHZの微地絡・地絡検知をトリガーとしてその前後のVo値、Io値を収集し、データをサーバーへ送信できる。

●10分毎のVo値、Io値の平均値最大値をサーバーへの送信が可能

参考資料

chromeextension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.nite.go.jp/gcet/tso/smart_hoan_catalog.pdf
スマート保安技術カタログ (電気保安) 第17版 より引用

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