漏電リレーとは
漏電リレーは漏電遮断器と違い、遮断は行わず漏電検出機能のみを目的とするもの。
(ZCTとリレー部を組み合わせて使用し、ZCTで漏電を検出し、漏電時にリレー部が信号を送る。)

LEG-108Lシリーズが漏電リレーに記載理由の推察
LEG-108Lシリーズは接点a1,a2に遮断機の引き外しコイルを結線することで漏電遮断器としても使用可能。
にも関わらず「漏電リレー」としての記載理由は現場では漏電リレーとして使用されることが多いから?
だと思われる。
漏れ電流は間欠漏電など瞬間的に大きな漏れ電流が流れることも多いのでそのたびに遮断機が動作していては
構内での生活に困難が生じるから?
LEG-108Lシリーズの仕様
定格
感度電流整定値0.1-0.2-0.4-0.6(A)
不動作電流0.05-0.1-0.2-0.3(A)
動作時間整定値0.3s
慣性不動作時間0.1s
制御電源電圧AC100/110V
周波数50/60Hz
性能
感度電流許容範囲51~100%
動作時間許容範囲0.19~0.33s (信号100%印加時)
使用電圧範囲80~110% 使用温度範囲-20℃ ~ +50℃
消費電力
●常時AC100V 3VA
●動作時AC100V 4VA
重地絡耐量連続AC600A,最大AC5000A,0.3s
絶緑抵抗DC500Vメガーにて20MΩ以上
機能
試験方式 試験スイッチ
動作表示
●表示方法→発光ダイオード表示(赤)
●復帰方式手動復帰方式 (復帰スイッチ)
出力接点
復帰方式
●手動復帰方式 (復帰スイッチ)
●構成2a
●開閉容量 電圧AC100V/200V時 5A
電圧DC100V時 0.6A
LEG-108Lシリーズの操作部

①感度電流整定スイッチ
感度電流整定スイッチで希望する感度電流値に整定
②試験スイッチ
試験スイッチ(赤)を押すと、動作表示灯(赤)が点灯し、
同時に出力接点が動作する。
※遮断器に接続してある場合は、漏電リレーの動作と連動して遮断するので不用意に押さないよう注意
③動作表示灯
漏電リレーが動作すると、動作表示灯(赤)が点灯。
漏電が解消しても復帰スイッチ(黒)を押すまでは消灯しない
④復帰スイッチ
復帰スイッチ(黒)を押すと動作表示灯(赤)が消灯し、
同時に出力接点が復帰する。
制御電源が入った状態で復帰スイッチ(黒)を押しても復帰できない場合は、漏電が継続している可能性がある。
・ 漏電リレーが動作し、制御電源が切れた場合は動作表示灯(赤)が消灯し、
同時に出力接点も復帰する。
・ 漏電リレーが動作しても制御電源が切れなかった場合、漏電が解消しても
復帰スイッチ(黒)を押すまで動作表示灯(赤)は消灯せず、出力接点も復帰しない。
LEG-108Lシリーズの試験方法

月次点検時
試験スイッチ(赤)を押して動作確認が推奨
警報接点がお客様の事務所や遮断器に接続しているときは試験を控えること
感度電流試験
継電器試験器から試験電流を零相変流器の一次側、またはkt-lt端子に流して動作値を測定する。
※kt-ltの向きは特に気にする必要はない

動作時間測定試験方法
継電器試験から整定値100%の試験電流を零相変流器の一次側、またはkt-lt端子に急激に流して漏電リレーが動作する時間を測定

良否判定
●感度電流許容範囲
→漏電リレーの感度電流整定値に対し、測定値が51~100%範囲内で良
●動作時間許容範囲
0.3sに対し、0.190~0.33sの範囲内であれば良
0.1sに対し、0.1s以下であれば正常
LEG-108Lシリーズの更新推奨時期
日本電機工業会では、使用開始後15年とされている。
この値は、製造者の保証値ではないため、 日常点検、及び定期点検の実施を前提として、これを目安に更新することを推奨されている。
LEG-108Lシリーズの事故警報の場合の処置
● 感度電流整定スイッチで感度を鈍くし、警報が停止するか確認。
簡易的な事故のレベルの確認ができる。
手動復帰方式の場合、外部警報は停止しないため
感度電流整定値を切り替えるごとに復帰スイッチ(黒)を押して復帰させる。
●警戒電路の事故回路・箇所を調査し処置を行うこと。
LEG-108Lシリーズのブロック図

LEG-108Lシリーズの外部接続図例

LEG-108Lシリーズの感度電流整定スイッチの違いについて

参考資料
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.hikari-gr.co.jp/dcms_media/other/T-LEG-107L-108L.pdf
漏 電 リ レ ー 取扱説明書 LEG-107L・107LA シリーズ LEG-108L・108LA シリーズ より引用
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