理論– category –
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需要電力と供給電力について(用語説明)
需要電力とは 電力を利用する立場の人から消費に必要とする電力 供給電力とは 需要にこたえるために電力会社が供給する電力のこと 電力を常時蓄えておくことは困難であるため常に消費する分だけ発電し、供給する必要がある。 電力の発生と消費は同時に発生... -
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交流方式についての備忘録
電力を送る方法 電力を送る方法(電気方式)には直流で送る直流方式と交流で送る交流方式に2種類ある 交流方式について 変圧器によって電圧を効率的に変換できるため送電の用途で広く使われている。 下に主な交流方式の図を示す。 電力技術入門(基礎シリ... -
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誘導形と静止形のOCR試験の比較まとめ
過電流継電器とは 誘導円盤形 過電流継電器についての概略 移動磁界を作る鉄心と円盤に生じる過電流との相互作用により動作する。機械的な接点を持ち、従来の保護継電器はこちらが主流であった。現在ほとんどの製造メーカーで製造販売は停止している。 自... -
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漏電遮断器(ELCB)の動作原理のまとめ
漏電遮断器(ELCB)とは 電路に地絡が生じた場合、その地絡電流を検出して電路を遮断したり警報を発したりする装置 主な目的としては感電防止が挙げられるが、漏電による火災防止にも適用される。 電流動作形漏電遮断器 主に地絡保護を目的として用いられる... -
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タイトランスとは(用語説明)
同じ電圧区分どうし(高圧どうしの6kV/3kVや低圧どうしの420V/210V)のトランスがタイトランスと呼ばれている。 高圧どうしのタイトランス例 ある需要家が3000Vで受電したい場合、電力会社より配電された6600Vを需要家内で3000Vに降圧する変圧器を設置する... -
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遅れ無効電力と進み無効電力の違いについての備忘録
無効電力について 無効電力とは送電線での電力損失を減らすや送電線での電力損失を減らす電力のこと。実際に電気機器を動かすために消費される電力は有効電力と呼ばれている。単位は[kvar] 無効電力の発生要因 無効電力は意図しない場合に発生することがあ... -
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電食と自然腐食の違いについての備忘録
腐食とは 化学や生物的な作用によって物体が形が崩れる、機能が損なわれるなどが発生する現象 金属の腐食の場合、周囲の環境と化学的に反応して溶ける、一部が失われたりする現象 電食とは 地下に埋設された金属が電気化学作用により腐食すること 直流電気... -
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OCR(過電流継電器)の整定方法の備忘録
OCR(過電流継電器)とは OCR(過電流継電器)の整定方法 基本的に保護協調は電力会社との協議で決めるため、下記の計算方法はどの程度の整定値になるかの大まかな予想値を求める際に使用する。 整定を求めるには以下の4項目より整定する。●タップ値→限時要素... -
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電磁誘導と静電誘導の違いの備忘録
電磁誘導とは 強電線と弱電線が近い状態のときにV=Δφ/Δtによって電圧が発生して弱電線に電圧が誘導されるそれによって通信障害などが起きる現象 発生原理 アンペア右ねじの法則 強電線と弱電線が近いと強電線が発する磁界の中に弱電線が入る。磁界が時間... -
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地絡方向継電器(DGR)についてのまとめ
地絡方向継電器(DGR)の概略 DGR(Directuional Grand Relay) 保護目的:漏電・波及(もらい)事故の相互防止 地絡方向継電器(DGR)とは 電気設備の電路や設備で絶縁劣化や樹木などとの接触、低圧電源との接触(混触)の発生時には、感電や機器故障が想定...